デジタル大辞泉
「千差万別」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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せんさ‐ばんべつ【千差万別】
- 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 種々様々のちがいがあること。多くの差異があること。また、そのさま。千種万状。千種万別。千種万様。せんさまんべつ。せんしゃばんべつ。せんしゃまんべつ。
- [初出の実例]「千差万別に言ひ広げて」(出典:絅斎先生敬斎箴講義(17C末‐18C初))
- 「かき餠の状は千差万別(センサバンベツ)であるが」(出典:野分(1907)〈夏目漱石〉四)
せんしゃ‐まんべつ【千差万別】
- 〘 名詞 〙 ( 形動 ) ( 「しゃ」は「差」の呉音。「せんじゃまんべつ」とも ) =せんさばんべつ(千差万別)
- [初出の実例]「ぼんぶのあくしん、せんしゃまんべつなれば」(出典:御伽草子・ゑんがく(古典文庫所収)(室町末)上)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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千差万別
物事の種類や様子に、さまざまな差異があること。
[活用] ―な・―だ。
[使用例] ワガハイ火にあぶったかき餠の状は千差万別であるが、我も我もとみんな反り返る[夏目漱石*野分|1907]
[使用例] 三田村はそこで旧友や知人に何枚かの紹介状を書かせた。紹介状の宛名は千差万別であらゆる職場を含んでいた[井上靖*黒い蝶|1955]
[解説] 同じような意味合いの語を重ねて強調した表現。「せんさまんべつ」とも。
出典 四字熟語を知る辞典四字熟語を知る辞典について 情報
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千差万別 せんさ-ばんべつ
?-? 江戸時代中期-後期の戯作(げさく)者。
2代森羅万象(しんら-ばんしょう)(桂川甫粲(ほさん))の門人。天明5年(1785)洒落(しゃれ)本「無駄酸辛甘(むださんしんかん)」を,のち黄表紙に転向し「下戸之蔵開(げこのくらびらき)」「路無語帖(ろんごちょう)」などをあらわした。別号に千差堂万別。
出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例
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