種種雑多(読み)シュジュザッタ

デジタル大辞泉 「種種雑多」の意味・読み・例文・類語

しゅじゅ‐ざった【種種雑多】

[名・形動]異質のものが多く入り交じっていること。また、そのさま。「種種雑多な知識」
[類語]もろもろ広い幅広い手広い広範広範囲多方面多角多面多岐様様各種種種諸種いろいろ多様多様化多面的多種多種多様多彩数数いろんなとりどり色とりどり百般万般諸般多元多元的多角的横断的複眼的おしなべて全般に一般総じて概して多くおおむね大概普通通例通常一体に総体およそあまね雑多よろず各人各様十人十色千差万別マルチ事事物物各様種種くさぐさ玉石混淆こんこう凡百ぼんぴゃく百態百事百千万端各般数多あまた数多すうた数次幾度等等諸相諸物山ほどざらあれこれ何やかや何だかんだ何のかの何くれ何くれとなくあれやこれやごちゃごちゃ枚挙にいとまがない十指に余るあの手この手エトセトラ

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精選版 日本国語大辞典 「種種雑多」の意味・読み・例文・類語

しゅじゅ‐ざった【種種雑多】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) いろいろなものが秩序なく混じり合っていること。また、そのさま。〔書言字考節用集(1717)〕
    1. [初出の実例]「種々雑多な恰好をこしらへて」(出典:吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉六)

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四字熟語を知る辞典 「種種雑多」の解説

種種雑多

いろいろなものが秩序なく混じり合っていること。

[活用] ―な。

[使用例] 種々雑多な恰好をこしらえて[夏目漱石吾輩は猫である|1905~06]

[使用例] 歌人あり、詩人あり、国文をよくするもの〈略〉真片仮名体に長ずるもの、言文一致体のもの、種々雑多である[唐木順三*若き鷗外|1949]

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