多岐(読み)タキ

デジタル大辞泉 「多岐」の意味・読み・例文・類語

た‐き【多岐】

[名・形動]道筋がいくつにも分かれていること。物事多方面に分かれていること。また、そのさま。「話題が多岐にわたる」
[類語]広い幅広い手広い広範広範囲多方面多角多面さまざま各種種種諸種いろいろ多様多様化多面的多種多種多様多彩数数いろんなとりどり色とりどりもろもろ百般万般諸般多元多元的多角的横断的複眼的おしなべて一般全般に総じて概して多くおおむね大概普通通例通常一体に総体およそあまね雑多よろず各人各様十人十色千差万別マルチ事事物物種種雑多各様種種くさぐさ玉石混淆こんこう凡百ぼんぴゃく百態百事百千万端各般数多あまた数多すうた数次幾度等等諸相諸物山ほどざらあれこれ何やかや何だかんだ何のかの何くれ何くれとなくあれやこれやごちゃごちゃ枚挙にいとまがない十指に余るあの手この手エトセトラ

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精選版 日本国語大辞典 「多岐」の意味・読み・例文・類語

た‐き【多岐】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 道が幾筋にも分かれていること。また、ある事柄が多方面にかかわりをもつこと。多方面にわたること。また、そのさま。〔文明本節用集(室町中)〕
    1. [初出の実例]「是に因て控御(こふぎょ)の難きを致し政令の多岐(タキ)なるを招くは固なり」(出典:新聞雑誌‐四号・明治四年(1871)六月)
    2. [その他の文献]〔列子‐説符〕

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普及版 字通 「多岐」の読み・字形・画数・意味

【多岐】たき

えだ道が多い。〔列子、説符〕大は多岐なるを以て羊を(うしな)ひ、學は多方なるを以て生を喪(うしな)ふ。

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