デジタル大辞泉
「震」の意味・読み・例文・類語
しん【震】
易の八卦の一。算木で
の形に表す。雷にかたどり、陽気がようやく動き出そうとする象を示す。季節では春、方位では東に配する。
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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ふるいふるひ【震】
- 〘 名詞 〙 ( 動詞「ふるう(震)」の連用形の名詞化 )
- ① =ふるえ(震)
- [初出の実例]「起の渡り越えければ、濡れ渡りたる萩原の、ふるひの立や一の宮」(出典:仮名草子・竹斎(1621‐23)下)
- 「顫ひを帯びて怖々(おづおづ)した声で」(出典:病院の窓(1908)〈石川啄木〉)
- ② 瘧(おこり)や胃痙攣(いけいれん)などのために発作的に起こる震えや痙攣。
- [初出の実例]「首引ぬいても今取といはれしを聞れましてから、亭主は震(フルヒ)つかれまして」(出典:浮世草子・日本永代蔵(1688)五)
ふるえふるへ【震】
- 〘 名詞 〙 ( 動詞「ふるえる(震)」の連用形の名詞化 ) ふるえること。特に身体や声が寒さや恐怖、または感動などでふるえること。わななくこと。ふるい。
- [初出の実例]「後を確(しか)と閉よと云ふ言葉に慄(フル)への気味あり」(出典:いさなとり(1891)〈幸田露伴〉五八)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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普及版 字通
「震」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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震
八卦の一つ。一番下だけが陽爻のもの。自然界では「雷」、卦徳は「動」、人では「長男」、属性は「木」、身体では「足」、易数は「4」、方角では「東」をあらわす。
出典 占い学校 アカデメイア・カレッジ占い用語集について 情報
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世界大百科事典(旧版)内の震の言及
【易】より
…左の掌中にある筮竹を右手で8本ずつ除去していき,小指の分も入れて残りが8本以内になったらやめる。残りが1本なら☰乾(けん)(天),2本なら☱兌(だ)(沢),3本なら☲離(火),4本なら☳震(雷),5本なら☴巽(そん)(風),6本なら☵坎(かん)(水),7本なら☶艮(ごん)(山),8本なら☷坤(こん)(地)。これで内卦(六爻(こう)の下半分)が得られた。…
※「震」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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