安い(読み)ヤスイ

デジタル大辞泉 「安い」の意味・読み・例文・類語

やす・い【安い】

[形][文]やす・し[ク]
(「廉い」とも書く)他に比べて、また普通より値段が低い。安価である。「―・い買物」「―・くあがる」「給料が―・い」⇔高い
価値がない。軽々しい。「―・く見られる」
心がおだやかである。落ち着いている。
「西からの戦報を手にするたびに―・い心はなかった」〈藤村夜明け前
(「やすくない」の形で)男女の間が親密なさま。また、それをひやかしていう語。「二人でお出掛けとは―・くない話だね」→お安い
責任がない。気楽である。
京中上下―・き口にはささやきけり」〈盛衰記二三
[派生]やすさ[名]
[類語](1低廉安価廉価安直あんちょく安上がり割安格安徳用安値安め

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android