こだわり(読み)コダワリ

デジタル大辞泉 「こだわり」の意味・読み・例文・類語

こだわり〔こだはり〕

こだわること。拘泥こうでい。「なんのこだわりもなくつきあう」
(「こだわりをつける」の形で用いる)文句を言うこと。難癖
宿所うちなら―を付けてやるんだけれども」〈二葉亭浮雲
[補説]1近年、「こだわりの一品」のように肯定的な意味でも用いる。→こだわる2
[類語]マニアック病的クレージーいかれる神経質凝り性モノマニアモノマニアック偏執狂執念深いアブノーマル異常異様狂的ディレッタント物好き酔狂好事家こうずかおたく狂い気違いマニアつうこだわる道楽れ者凝り屋執拗しつようしつこいサブカルチャー物見高い物好きしゃ好事こうず数寄すき多趣味悪趣味好奇好奇心新しがり新しがり屋新し物好き初物食い心寄せ好き好き気に入りお気に入り趣味好み嗜好しこう同好横好き愛惜愛好のぞのぞき見のぞき見るのぞき込む盗み見るうかが透き見野次馬野次馬根性興味本位興味津津しんしんの目たかの目目を輝かす目を奪われる見る目ぐ鼻ぎ回る助平根性物珍しい

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精選版 日本国語大辞典 「こだわり」の意味・読み・例文・類語

こだわりこだはり

  1. 〘 名詞 〙 ( 動詞「こだわる」の連用形名詞化 ) こだわること。気にかけること。拘泥(こうでい)
    1. [初出の実例]「もはや御立帰も有まじきに、かく御こだはりありても専なし」(出典:評判記・色道大鏡(1678)四)

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