しちくどい（読み）シチクドイ

デジタル大辞泉

しち‐くど・い

［形］［文］しちくど・し［ク］たいそうくどい。やたらにくどい。「―・い説明でうんざりする」
[派生]しちくどさ［名］
[類語]やいのやいの・ああ言えばこう言う・揚げ足を取る・あげつらう・言いたい放題・言い立てる・うるさい・うるさ型・鸚鵡おうむ返し・かき口説く・がたがた・がみがみ・くそみそ・くだくだ・ぐだぐだ・くだくだしい・口うるさい・口が減らない・口が悪い・口汚い・口さがない・口幅ったい・口任せ・口やかましい・くどい・くどくど・くどくどしい・クレーマー・けちを付ける・喧喧囂囂けんけんごうごう・口角泡を飛ばす・小うるさい・ごてごて・小やかましい・懇懇・嘖嘖さくさく・舌長・四の五の・重箱の隅をつつく・諄諄じゅんじゅん・針小棒大・ずけずけ・ずばずば・たらたら・ちくちく・喋喋ちょうちょう・丁丁発止・つべこべ・滔滔とうとう・どうのこうの・とやかく・なんのかの・ねちねち・ねっちり・ぶすぶす・ぶつくさ・ぶつぶつ・べちゃくちゃ・ぺちゃくちゃ・ぼろくそ・まくし立てる・回りくどい・耳に胼胝たこができる・蒸し返す・やいやい・やかましい・やかまし屋

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

しち‐くど・い

1. 〘 形容詞口語形活用 〙
   [ 文語形 ]しちくど・し 〘 形容詞ク活用 〙 ( 「しち」は接頭語 ) やたらにくどい。くどくどしい。
   1. [初出の実例]「やれやれやれしちくどい」(出典：浄瑠璃・丹波与作待夜の小室節（1707頃）中)
   2. 「諄々(くどくど)と煩(シチクド)い程深切な哲也の講義も」(出典：其面影（1906）〈二葉亭四迷〉一一)

出典　精選版 日本国語大辞典