口が減らない(読み)クチガヘラナイ

デジタル大辞泉 「口が減らない」の意味・読み・例文・類語

くちらない

口が達者で、理屈を並べて言い返したり、勝手なことを遠慮なくしゃべったりするさま。「ああ言えばこう言う、まったく口が減らないやつだ」

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精選版 日本国語大辞典 「口が減らない」の意味・読み・例文・類語

くち【口】 が 減(へ)らない

  1. ( 「へる」は負ける意 ) 道理に負けても、なお理屈をならべたてるなどする。負けおしみをいう。また、勝手なことを遠慮なく言う。へらずぐちをきく。
    1. [初出の実例]「口がへらぬぞ。只なりとも冬はひっこうで可居に、在獄中も無子細、簡要の春になる時分に出たはいかんと喜也」(出典四河入海(17C前)二五)
    2. 「『言いつけたってかまやしない』『口のへらない小僧さんだね』」(出典:同志の人々(1923)〈山本有三〉一)

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