諄諄(読み)ジュンジュン

デジタル大辞泉 「諄諄」の意味・読み・例文・類語

じゅん‐じゅん【××諄】

[ト・タル][文][形動タリ]よくわかるように繰り返し教えさとすさま。「諄諄と説いて聞かせる」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「諄諄」の意味・読み・例文・類語

じゅん‐じゅん【諄諄】

〘形動タリ〙
① よくわかるように、繰り返し話して聞かせるさま。懇切丁寧に教えいましめるさま。
※三教指帰(797頃)上「豈思、諄諄之意、切於猶子、懃懃之思、重於比児
異端者の悲しみ(1917)〈谷崎潤一郎〉四「直ぐ又句調を柔げて諄諄(ジュンジュン)と説き諭した」 〔詩経大雅・抑〕
② まじめでつつしみぶかいさま。〔後漢書‐卓茂伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「諄諄」の読み・字形・画数・意味

【諄諄】じゆんじゆん

ていねいに教える。〔孟子、万章上〕天之れに與ふとは、諄諄然として之れに命ずるかと。曰く、否、天は言(ものい)はず、行ひと事とを以て、之れを示すのみと。

字通「諄」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android