歌学用語の①は、挙例の「俊頼髄脳」や「八雲御抄‐一」の説明で「十訓抄‐一」に藤原成範が女房から「雲の上はありし昔に変はらねど見し玉だれの内やゆかしき」と詠みかけられて第四句の「や」を「ぞ」に換えて返したことなどがその具体例にあたる。これを小野小町と結びつけたのが謡曲の「鸚鵡小町」で、以後、歌論や連歌論では返歌の技法の一つとされる。
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