蒸返す(読み)ムシカエス

デジタル大辞泉 「蒸返す」の意味・読み・例文・類語

むし‐かえ・す〔‐かへす〕【蒸(し)返す】

[動サ五(四)]
一度蒸したものを再び蒸す。「赤飯を―・す」
一度解決した事柄を再度問題にする。「議論を―・す」
[類語]再発再燃ぶり返す寝た子を起こすやいのやいのああ言えばこう言う揚げ足を取るあげつらう言いたい放題言い立てるうるさいうるさ型鸚鵡おうむ返しかき口説くがたがたがみがみくそみそくだくだぐだぐだくだくだしい口うるさい口が減らない口が悪い口汚い口さがない口幅ったい口任せ口やかましいくどいくどくどくどくどしいクレーマーけちを付ける喧喧囂囂けんけんごうごう口角泡を飛ばす小うるさいごてごて小やかましい懇懇嘖嘖さくさく舌長しちくどい四の五の重箱の隅をつつく重箱の隅を楊枝ようじでほじくる諄諄じゅんじゅん針小棒大ずけずけずばずばたらたらちくちく喋喋ちょうちょう丁丁発止つべこべ滔滔とうとうどうのこうのとやかくなんのかのねちねちねっちりぶすぶすぶつくさぶつぶつべちゃくちゃぺちゃくちゃぼろくそまくし立てる回りくどい耳に胼胝たこができるやいやいやかましいやかまし屋

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「蒸返す」の意味・読み・例文・類語

むし‐かえ・す‥かへす【蒸返】

  1. 〘 他動詞 サ行五(四) 〙
  2. 一度蒸したものを、もう一度蒸す。再び蒸す。
    1. [初出の実例]「蘓枋木の下染其上を酢にてむしかへし、本紅の色にかはらぬ事を思ひ付」(出典:浮世草子・日本永代蔵(1688)四)
  3. 同じことを再び繰り返す。
    1. [初出の実例]「むしかへす四百四町は又あら手」(出典:雑俳・川柳評万句合‐明和五(1768)梅二)
  4. 一旦結着のついた事がらを再び持ち出す。
    1. [初出の実例]「またまたという恰好で話がむしかえされて来た」(出典:方丈記私記(1970‐71)〈堀田善衛〉六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む