ど偉い(読み)ドエライ

デジタル大辞泉 「ど偉い」の意味・読み・例文・類語

ど‐えら・い【ど偉い】

[形]物事規模常識を越えて大きい。けたはずれである。とてつもない。「―・い事をしでかした」「―・い人がいたものだ」
[類語]めためた大変大層異常極度桁外れ桁違い並み外れ格段著しい甚だしいすごいものすごい計り知れない恐ろしいひどいえらい途方もない途轍とてつもないこの上ない筆舌ひつぜつに尽くしがたい言語げんごに絶する言語ごんごに絶する並並ならぬ極めて至って甚だごく至極しごく滅法めっぽうすこぶるいともとても大いに実にまことに一方ひとかたならずさんざっぱらさんざんさんざこってりめちゃくちゃめちゃめっちゃ底抜け恐るべきこよなく殊の外ひときわ特段度外れ法外べらぼうとんでもない類がない比類ない無上よっぽど度が過ぎる行き過ぎ飛び切り段違い圧倒的かけ離れる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ど偉い」の意味・読み・例文・類語

ど‐えら・い【ど偉】

  1. 〘 形容詞口語形活用 〙 ( 「ど」は接頭語 )
  2. なしとげることが非常に困難である。たいへんである。
    1. [初出の実例]「茶臼山の紅葉狩か浮む瀬よりはどえらいどえらい」(出典:歌舞伎・傾城忍術池(1785)発端)
  3. 量、面積などが非常に多い。とてつもなく大きい。
    1. [初出の実例]「大坂でどゑらひは京で仰山、江戸では大騒(たいそう)」(出典随筆・皇都午睡(1850)三)
  4. 行為・事柄などが、常識・予想から非常にはずれている。はなはだしい。ひどい。
    1. [初出の実例]「どゑらいめに、あふたこっちゃ」(出典:滑稽本・東海道中膝栗毛(1802‐09)六)
    2. 「京都ちうところは、どえらく暑いノウ」(出典:彼の歩んだ道(1965)〈末川博〉四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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