何(漢字)

普及版 字通「何(漢字)」の解説


常用漢字 7画

[字音]
[字訓] になう・なに・いずく

[説文解字]
[甲骨文]
[金文]

[字形] 形声
声符は可(か)。〔説文〕八上に「(にな)ふなり」とあり、荷担する意。〔詩、商頌、玄鳥〕「百祿を是れ何(にな)ふ」、〔詩、商頌、長発〕「天の休(たまもの)を何(にな)ふ」とあり、古くは何をその義に用いた。卜文の字形は(ほこ)を荷(にな)うてする形に作り、呵・(荷)の初文。金文に作る形があり、顧みて誰何(すいか)する形。のち、両字が混じてひとつとなったものであろう。

[訓義]
1. になう。のち荷に作る。
2. は顧みて問い、なじる形。なに、なんぞ、いかんぞ。
3. 疑問詞に用いる。いずれ、いずく、いくばく。
4. 上を承けて理由説明的にいう。なんとなれば。

[古辞書の訓]
〔名義抄〕何 ニナフ・オホセリ・ナニ・ナゾモ・ナゾヤ・ナゾ・イヅクソ・イカニ・イヅレ・コレ・ニハカ・ツクル・カス/云何 イカム・イカムシテカ・イカナルヲカ・ココニナゾ

[声系]
〔説文〕に何声としてを収める。何は戈を負う形。のち何の字にを用いる。

[語系]
何hai、曷・(害)hat、盍hap、胡haは声近く、みな疑問詞に用いる。何の金文のは顧みて神に責問すること、曷は(かい)(人の屍骨)に曰(祝詞)を加えて、祈る呪儀を示す字で、疑問詞としての原義をもつ字である。

[熟語]
何若・何如・何奈・何・何許何処・何与・何所・何時・何校・何誰・何有・何以・何為・何遽・何渠・何・何必・何不・何其・何居・何也・何則・何故・何人
[下接語]
伊何(いかん)・謂何(いかんなにとかいはん)・云何(いかん)・幾何(いくばく)・如何(いかん)・誰何(すいか)・那何(いかん)・奈何(いかん)・無何(いくばくもなく)

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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