加茂(市)(読み)かも

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

加茂(市)
かも

新潟県中北部、東山丘陵の西麓(せいろく)にある市。1954年(昭和29)加茂町が下条(げじょう)村を編入して市制施行。同年七谷村、1955年須田(すだ)村を編入。JR信越本線が通じる。国道は290号、403号が走る。古くは信濃(しなの)川支流の加茂川谷口の市場町として発生し、京都の賀茂(かも)社の地形に似たところからおきた地名という。延喜(えんぎ)式内社青海神社(おうみじんじゃ)があり、古代の青海首(おびと)の総鎮守であったといわれ、社叢(しゃそう)は県木ユキツバキの群生する加茂山公園になっている。
 日本一を誇る桐だんすは近世からの名産で、建具、加茂紙を加工した渋(しぶ)紙・傘・屏風(びょうぶ)のほか、加茂縞(じま)などの家内工業も盛んであった。現在も木工、家具、金属製品、繊維、電気器具などの工業が盛んで、三条、燕(つばめ)と並んで県下の金属工業地帯をなしている。また、北部の丘陵麓は陣ヶ峰瓦(かわら)や土管の産地として知られ、南部の下条地区は名産ゴヨウマツ(五葉松)の植木村として有名であった。面積133.72平方キロメートル、人口2万7852(2015)。[山崎久雄]
『『加茂市史』上下(1975・加茂市) ▽『加茂市の歴史年表』(1967・加茂市)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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