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堺[市] さかい

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百科事典マイペディアの解説

堺[市]【さかい】

大阪府中部の市。1889年市制。大阪湾に臨み,大阪市に南接。室町時代に対明貿易の中心地として繁栄,富商の指導による自治都市を形成した。織豊時代にその都市的自立を奪われるまで南蛮貿易により栄え,町人文化も発達した。
→関連項目和泉国糸荷廻船会合衆大阪[府]大阪[市]蔗軒日録竹内街道浜寺平野郷

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世界大百科事典 第2版の解説

さかい【堺[市]】

大阪府中部,大和川をはさんで大阪市の南に隣接する市。1889年市制。人口80万2993(1995)。西は大阪湾に臨み,和泉海岸平野に市街が展開する。市街の東部は低中位の洪積台地にあたり,仁徳陵をはじめ大小約60の古墳が集中する。堺が繁栄し始めたのは,南北朝時代に南朝方の西国への拠点となってからである。応仁の乱以後,海外への窓口となり,その富を背景にして自治都市に発展したが,16世紀末豊臣秀吉の命によって商人が大坂へ移されたため,堺の繁栄は大坂へ移ることになった。

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世界大百科事典内の堺[市]の言及

【和泉国】より

…条里は6地域で復元されているが,全体に8方向の条里が入り組み,郡単位の統一性はない。 伝仁徳陵,伝履中陵など4世紀末~5世紀の大古墳の集中する百舌鳥(もず)古墳群(堺市),5世紀後半ごろからの古代須恵器生産の中心であった陶邑(すえむら)古窯址群(泉北丘陵),6世紀の群集墳の信太千塚(和泉市)や陶器千塚(堺市)などの遺跡も多く,茅渟(ちぬ)山屯倉(みやけ)も比定地は確定していないがこの地域に所在した。記紀によると,允恭(天皇)の愛妃衣通(そとおり)姫が茅渟宮に住んだという伝承や,在地の有力首長根使主(ねのおみ)の反乱伝承も伝えられている。…

【大鳥神社】より

…大阪府堺市鳳北町に鎮座。大鳥連祖(おおとりむらじのみおや)神と,1957年増祀された日本武(やまとたける)尊をまつる。…

【織物】より

…このように,いろいろな機会に舶載された唐綾,唐錦,金襴,緞子,印金,羅,紗,繻子,北絹などの裂類は貴顕の人々に珍重愛好され,また多くの人々の染織に対する視野をひろめ,ひいては日本の染織に刺激を与え,その発達に大いに役立ったのである。名物裂
[近世初期]
 中世末期から近世初期に隆盛した機業地は,京都のほか山口と博多と堺とがあった。山口は正平年間(1346‐70)に大内弘世が京都にならって町づくりをし,都の文化を導入したことから織物の発達をみたといわれる。…

【堺版】より

…堺は港町として14世紀南北朝の時代から発展し,15~16世紀室町時代に最盛期を迎えるに伴って,その経済力を背景とした素封家により,いくつかの開版事業がなされた。一般にはそれらの開版者名や開版の年号を冠して,〈阿佐井野版〉とか,〈正平版〉〈天文版〉などと称したが,〈堺版〉〈堺本〉と総称する。…

【瀬戸内海】より

…第2次大戦後,とくに高度経済成長期には石油化学工業など重化学工業が急成長して瀬戸内工業地域に発展した。沿岸には特定重要港湾が7港(大阪,堺泉北,神戸,姫路,徳山下松(くだまつ),下関,北九州)と重要港湾が28港(水島,高松,福山,広島,呉,松山,大分,苅田など)あり,年間約4万隻(1982)の外航商船が入港し,全国の4割以上を占めている。北部の複雑な海域を避けて,主として単調な南部に外航商船など大型船の推薦航路があるが,全国旅客船航路の6割が内海に集中するほか,備讃瀬戸一帯でも5000隻の出漁船があり,本土~島,島~島の連絡船,各種内航貨物船,阪神~四国・九州の大型フェリーなどで錯綜している。…

【鉄砲】より

…のちに鉄砲は発祥の地にちなんで種子島とも呼ばれた。種子島の技術は紀州根来(ねごろ)の杉坊妙算や堺の橘屋又三郎によって畿内へ伝えられ,さらに日本各地に広まっていった。また島津義久,将軍足利義晴らを経て近江の国友(くにとも)へ伝えられ,国友鉄砲鍛冶の起源ともなった。…

【南海路】より

…中国路は,おおむね兵庫を発航地とし,瀬戸内海すなわち中国路を通過して博多に至り,五島に集結して適当な季節風を待ち,東シナ海を一気に横断して中国浙江省の寧波(ニンポー)付近に達する航路である。これに対し,南海路はを発航地とし,四国南岸土佐沖を通過して薩摩の坊ノ津に至り,九州西岸を北上していったん博多に入り,さらに五島に出てから寧波に達する航路である。中国路と同様に北東の季節風を利用したが,春と秋とでは方向が多少異なっていたから,春は五島の奈留浦から,秋は北の肥前大島小豆浦(的山(あずち)湾)から外洋に出た。…

【楽市令】より

…このようにあらゆる権力の支配,社会の規制から自由であることを社会的に承認されていた楽市場は,中世の自由都市,自治都市成立の原点を占める存在であり,当時十楽(極楽)の津(港)と呼ばれた伊勢桑名は,自治都市として権力の支配を拒否していた。事実,中世の自由都市,自治都市を代表する堺や博多も楽市ないしは楽津と呼ばれる存在であったことは,1587年豊臣秀吉が博多に出した法令が,楽市という言葉はないものの,その内容はまったく保証型楽市令と同じものであったことからも確認される。ところで,このような権力と無縁の存在である楽市場が,その機能を楽市令というかたちで権力に保証されたり,さらに権力によって利用されたりするということは,すでに本来の楽市としての性格を放棄したことを意味する。…

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