多彩(読み)タサイ

デジタル大辞泉 「多彩」の意味・読み・例文・類語

た‐さい【多彩】

[名・形動]
色の種類の多いこと。いろどりが多く美しいこと。また、そのさま。「多彩ネオンサイン
変化や種類が多くにぎやかなこと。また、そのさま。「多彩な顔ぶれ」「多彩な行事」
[類語]広い幅広い手広い広範広範囲多方面多角多面多岐さまざま各種種種諸種いろいろ多様多様化多面的多種多種多様数数いろんなとりどり色とりどりもろもろ百般万般諸般多元多元的多角的横断的複眼的おしなべて一般全般に総じて概して多くおおむね大概普通通例通常一体に総体およそあまね雑多よろず各人各様十人十色千差万別マルチ事事物物種種雑多各様種種くさぐさ玉石混淆こんこう凡百ぼんぴゃく百態百事百千万端各般数多あまた数多すうた数次幾度等等諸相諸物山ほどざらあれこれ何やかや何だかんだ何のかの何くれ何くれとなくあれやこれやごちゃごちゃ枚挙にいとまがない十指に余るあの手この手エトセトラ

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精選版 日本国語大辞典 「多彩」の意味・読み・例文・類語

た‐さい【多彩】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. いろいろな色彩があって、美しいこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「すべて七艘が、多彩な柱印や船印を掲げて此の海港を圧してゐる」(出典:唐人お吉(1928)〈十一谷義三郎〉三)
  3. 物事の種類が多く、変化に富んでいること。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「無意志前派時代がそれほどまでに華やかで、また多彩であったといふことを説明するに過ぎぬ」(出典:文学革命の前哨(1930)〈小宮山明敏〉新感覚派論、無意志前派時代を越えて)

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