コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

リサイクル リサイクル recycle

翻訳|recycle

6件 の用語解説(リサイクルの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

リサイクル
リサイクル
recycle

1度使った資源 (廃棄物) を回収して再利用すること。おもに紙,ガラス,鉄,アルミニウムプラスチックなどで行われ,日本では古紙の約 50%,アルミニウムの約 40%が回収されている。リサイクルの背景には環境汚染,資源の枯渇,ふえ続けるごみの問題などがあり,近年,市民運動から企業,行政までその機運は拡大し,1991年にはリサイクル法も制定された。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

リサイクル(recycle)

[名](スル)
廃棄物や不用物を回収・再生し、再資源化、再利用すること。資源の有効利用および環境汚染防止のために重要であり、リサイクル関連のいろいろな法律が定められている。資源再生。再資源化。再生利用。リサイクリング。「アルミ缶をリサイクルする」→循環型社会形成推進基本法
まだ使える不用品を他の人に提供して、活用をはかること。リユース(再使用)。「リサイクルショップ」
[補説]3R考え方広がり、厳密に2の意味で用いる場合は「リユース」ということが多い。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

流通用語辞典の解説

リサイクル【recycle】

廃物を再生利用することで、高度経済成長期使い捨ての反省として生まれたもの。多くは不用品を交換し合う市民運動の形を多くとりつつ草の根的に広がりを見せた。ゴミ処理問題から、リサイクルへの注目が特に高まっている。

出典|(株)ジェリコ・コンサルティング
Copyright (C) 2010 by Jericho Consulting Co.,Ltd. All Rights Reserved
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版の解説

リサイクル【recycle】

一般に循環処理,循環利用,あるいは廃物の再生処理,再生利用を意味する。化学工学では,化学プロセスで製品の側に出てきた物質を再び原料側に戻すことをリサイクルという。これは,原料の利用効率を上げるため,あるいは製品の純度を上げるために必須な手段であって,化学プロセスの中ではいたるところで使われている。リサイクルを初めて意識的に利用したのは,アンモニア合成法の創始者F.ハーバーであるといわれる。水素と窒素からアンモニアを合成するのは化学的にはむずかしい反応であって,300気圧のもとでも原料の10%程度しかアンモニアにならない。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

リサイクル【recycle】

( 名 ) スル
資源の節約や環境汚染の防止のために、不用品や廃物を再生して利用すること。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

リサイクル
りさいくる
recycle

日常生活において発生する不要物や産業活動に伴い副次的に得られた物品を、資源として再生利用、あるいは有価物を回収・再生して有効利用すること。紙ごみから再生紙をつくることや、空き缶を回収し、ふたたび空き缶として再生利用することなどがリサイクルの例としてあげられる。[田中 勝]

集団回収

市町村による分別収集以外の資源回収方法として、市民団体による自主的な資源回収活動がよく実施されている。こうしたボランティア団体(地域団体、PTA、子供会、老人会など)による資源回収を「集団回収」という。こうした回収では、新聞、雑誌、アルミ缶などのリサイクル資源を回収し、得られた収入を団体の活動資金として活用している。また多くの市町村では、集団回収によって回収された資源ごみの量に応じて報奨金を交付して、市民の自主的活動を支援している。[田中 勝]

リサイクルの現状

日本のリサイクルでは、小売業者による流通段階での資源回収が大きな役割を果たしてきた。その代表例として、ガラス瓶、ボタン型乾電池などがある。また回収・再生業者の存在もリサイクルに大きな役割を果たしている。その例として古紙や中古繊維の回収などがあげられる。現在では、資源ごみの分別収集を行っている自治体も数多くなり、市民は資源化可能なものを他のごみと分けて排出し、資源化を効率よく行っている。家庭から排出されるもののなかで再資源化が進んでいるのは、古紙、ガラス瓶、アルミ缶、スチール缶、ペットボトルなどである。
 市町村において分別収集や中間処理により資源化された量は670万トン、住民団体によって資源回収された集団回収量は280万トン、両者を合わせたリサイクル率は約21%で、年々上昇している(2009年度)。
 日本では個々の品目については、いろいろな政策により利用率や再資源化率の目標を高く設定することによって、減量化・資源化を促進している。自治体によっては市民が不要になったものを交換したり、バザーを行ったりする場として、リサイクルセンターを設置しているところもある。このリサイクルセンターでは、不要品を市民自ら修理・再生できるような設備・施設を提供しており、この施設を拠点にして資源保全、環境保護の意識啓発を行い、ごみの減量化・資源化を推進している。また、デポジット制度(販売時に回収保証金を上乗せして、空き容器を持ち込んだときにそれを返却する制度)を導入している自治体もわずかにある。
 品目別のリサイクル率は、ガラス瓶が97%(カレット利用量/ガラス瓶生産量。カレットとは、ガラス瓶を細かく砕いて瓶の原料用に加工したもののこと)、スチール缶が89%(再資源化重量/消費重量)、アルミ缶が93%(再資源化重量/消費重量)、ペットボトルが51%(分別収集量/生産量)となっており(2009年度)、年々高まってきている。また焼却施設の余熱利用の状況は、2009年度において温水利用727施設、蒸気利用238施設、発電301施設と、数多くの施設が余熱利用をしている(データ出典は平成23年度環境白書による)。[田中 勝]

リサイクルの課題

環境・資源問題に対して市民の関心が高まり、市民団体による資源ごみの回収量が急増している。その結果として、資源ごみの需要に対して供給量が過剰となり、回収物が売却できず、雑誌やガラス瓶などでは引き取り料を支払う逆有償という現象が起きている。これにより回収された資源ごみの一部が有効に利用されることなく廃棄物として処分される例も報告されている。有限な資源を将来にわたって持続的に利用していくためには、資源ごみの需要の拡大は必須(ひっす)であり、資源ごみの有効利用に向け、今後は経済性など種々の要因を考慮にいれたうえで、リサイクルシステムを構築し、充実させていく必要があろう。[田中 勝]

リサイクル法

資源の有効利用、廃棄物の発生抑制および環境の保全を目的として、リサイクルを促進するための措置を定めた「再生資源の利用の促進に関する法律」(通称、リサイクル法)が、1991年(平成3)10月より施行された。その後、「資源の有効な利用の促進に関する法律」に改正され、2001年(平成13)4月に施行された。本法は、リデュース(発生抑制)、リユース(再使用)、リサイクル(再生利用)の考え方を取り入れ、事業者がこれらの取り組みを進めることを目的としている。[田中 勝]

容器包装リサイクル法

一般廃棄物のなかで相当部分を占め、再生資源としての利用が可能な容器包装についてリサイクルを促進することを目的とする「容器包装に係る分別収集及び再商品化の促進等に関する法律」(通称、容器包装リサイクル法)が、1995年(平成7)6月16日制定された。同法は容器包装について、消費者、市町村、事業者のそれぞれが責任を分担することにより、それぞれが容器包装のリサイクル推進に積極的に取り組む社会システムの構築を目ざすものである。消費者については、市町村が行う分別収集に協力(分別排出)すること、また、特定容器(再商品化義務の対象となる容器)を利用する事業者、特定容器を製造または輸入する事業者および特定包装を利用する事業者(これらを「特定事業者」という)は、市町村が分別収集した容器包装廃棄物を、その使用量や製造量等に応じて、再商品化を行う義務を負うこととなっている。[田中 勝]

家電リサイクル法

大きすぎたり重すぎたりして処理が困難な家電製品のリサイクルをメーカーに義務づける「特定家庭用機器再商品化法」(通称、家電リサイクル法)が、1998年(平成10)6月5日に公布され、2001年(平成13)4月に施行された。テレビ(ブラウン管式、液晶・プラズマ式)、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機、エアコンの4品目が対象となった。小売業者は消費者から廃家電を引き取り、最終的に製造業者が引き取り・再商品化(リサイクル)を実施する。なお、消費者は収集およびリサイクルに必要な費用を支払うこととなっている。[田中 勝]

自動車リサイクル法

使用済自動車の適正処理とリサイクルおよび再資源化を推進し、環境を保全、循環型社会をつくることを目的として「使用済自動車の再資源化等に関する法律」(通称、自動車リサイクル法)が、2002年(平成14)7月に公布され、段階的な施行を経て2005年1月に完全施行となった。使用済自動車のリサイクルと適正処理において、自動車メーカー、輸入業者、販売者、解体業者など自動車関係業者の役割と義務を定め、また消費者にもリサイクル料金の支払いを義務づけている。とくにシュレッダーダスト(自動車粉砕くず)、フロン類、エアバッグ類、という3品目について、適正処理を定めている。また、電子マニフェスト制度(電子システムによる情報管理制度)が導入され、使用済自動車が1台ずつ一貫して電子ネットワーク上で管理されるため、不法投棄の減少が期待される。リサイクル料金と電子マニフェストの管理は、「公益財団法人自動車リサイクル促進センター」(経済産業省、国土交通省、環境省共管)が行う。[田中 勝]
『経済産業省産業技術環境局リサイクル推進課編『資源有効利用促進法(資源の有効な利用の促進に関する法律)の解説』(2004・経済産業調査会) ▽田中勝著『新・廃棄物学入門』(2005・中央法規出版) ▽寄本勝美著『リサイクル社会への道』(岩波新書)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

リサイクルの関連キーワード大循環ジュグラー循環循環器循環端無きが如し老廃物冠循環循環器疾患循環血液量資源の循環利用林閉鎖循環式陸上養殖

今日のキーワード

大寒

二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月中 (12月後半) のことで,太陽の黄経が 300°に達した日 (太陽暦の1月 20日か 21日) から立春 (2月4日か5日) の前日までの約 15日間で...

続きを読む

コトバンク for iPhone

リサイクルの関連情報