デジタル大辞泉 「判」の意味・読み・例文・類語
はん【判】[漢字項目]
[学習漢字]5年
〈ハン〉
1 二つに分かれる。「
2 はっきり見分ける。「判断・判定・判読・判別/批判・
3 区別がはっきりする。「判然・判明」
4 疑わしいことに白黒をつける。「判決・判事・判例/公判・
5 はんこ。
6 紙・書籍などの大きさ。「
〈バン〉
1 紙・書籍などの大きさ。「大判・菊判」
2 昔の金貨。「判金/大判・小判」
[名のり]さだ・ちか・なか・ゆき
[難読]
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
中国では,断罪理由を連ねた判決文をいう。日本の歌合や句合において優劣の判定を述べる判の詞(ことば)とは異なり,かなり長文になるのが通例。唐代に始まるようで,唐の判は,四六駢儷文(べんれいぶん)を用い,荘重に朗誦できるように工夫されたが,宋代になると,古文体で判をしるす人も現れてきた。唐代以降,進士の試験には判が課されることになっていたので,受験参考書としての判の例文集も作られた。《遊仙窟》の作者として知られる張鷟(ちようさく),字は文成の《竜筋鳳髄判》4巻(《判決録》ともいう)などは,それである。唐代における判の名手として知られたのは中唐の白居易(楽天)で,《白氏文集》巻49,巻50には,白居易の作になる判が101例集められている。白居易の判は,以後,判の模範として多くの科挙の受験生たちに愛読されたものであった。宋代には《名公書判清明集》(撰者・巻数ともに不明)なども作られた。
執筆者:鈴木 修次
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
…エジプト,ヨーロッパにも伝わり,東アジアでも古くより用いられた。日本では印,判,印判,はんこなどともいう。形体,機能,用途等は多様であり,かつ地域,時代による相違,変遷がある。…
…
【裁判の語義と意義】
広い意味では,二当事者間に対立のある争点について,第三者が判断を示すことによってその争点に最終的な結着を与えること,その過程またはその判断を裁判という。その判断が最終的なものとして通用するためには,当該社会集団でそのような権威を持つものとして公認された機関ないし手続によってなされたものであることが必要である。…
※「判」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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