デジタル大辞泉 「守」の意味・読み・例文・類語
しゅ【守】[漢字項目]
[学習漢字]3年
〈シュ〉1 まもる。まもり。「守旧・守護・守備/看守・固守・攻守・死守・遵守・
2 地方長官。「国守・太守」
〈ス〉まもる。「
〈もり〉「守役/子守・関守」[名のり]え・さね・ま・もれ
[難読]
〈シュ〉
〈ス〉まもる。「
〈もり〉「守役/子守・関守」
 
屋。
屋の中で、ことを執ることをいう。〔説文〕七下に「守官なり」とし、宀を寺府、寸を法度の意とするが、金文には
(又)(ゆう)に従う形もあり、また干
に従う字もあり、扞衛を主とする字である。のち官守のことをいい、また「道を守る」「拙を守る」のように、抱持・操守の意に用いる。
をまもる、とのもり。
▶・守衛▶・守気▶・守亀▶・守義▶・守宮▶・守旧▶・守圉▶・守教▶・守業▶・守狗▶・守愚▶・守具▶・守訓▶・守欠▶・守犬▶・守兼▶・守古▶・守故▶・守護▶・守候▶・守
▶・守宰▶・守死▶・守司▶・守志▶・守雌▶・守事▶・守持▶・守舎▶・守者▶・守株▶・守柔▶・守将▶・守障▶・守常▶・守心▶・守身▶・守神▶・守真▶・守成▶・守制▶・守精▶・守静▶・守拙▶・守節▶・守折▶・守戦▶・守銭▶・守選▶・守捉▶・守退▶・守中▶・守冢▶・守貞▶・守杜▶・守把▶・守吠▶・守藩▶・守備▶・守文▶・守分▶・守保▶・守法▶・守樸▶・守盟▶・守黙▶・守門▶・守夜▶・守令▶・守礼▶・守霊▶・守隷▶出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…こうして令制的な国司制は斉明朝ころには全国的に成立し,その国司の下で編戸,里制の整備,戸籍の作成,班田の実施などが着々と進められたが,大税の管理権など,その権限はまだ制限されていた面もあったようで,国司制が完成の域に達したのは,大宝律令の制定(701)によってであった。
[制度]
 表のごとく,全国約60の国は大・上・中・下の4等級に分けられ,国司はその等級によって定員を異にしたが,その官制は守(かみ)(長官),介(すけ)(次官),掾(じよう)(判官),目(さかん)(主典)の四等官と史生(ししよう)(書記)から成っていて,これらは中央官人が6年(のちに4年)の任期で赴任し,その下に多数の現地出身の属吏がいた。職員令の規定によると一般の国の守は,祠社,戸口,簿帳,百姓の字養,農桑の勧課,所部の糺察,貢挙,孝義,田宅,良賤,訴訟,租調,倉廩,徭役,兵士,器仗,鼓吹,郵駅,伝馬,烽候,城牧,公私の馬牛,闌遺の雑物および寺,僧尼の名籍のことをつかさどり,とくに陸奥,出羽,越後等の国はそのほかに饗給,征討,斥候をつかさどり,壱岐,対馬,日向,薩摩,大隅等の国は鎮捍,防守および蕃客,帰化を惣知し,また三関国(伊勢,美濃,越前)は関剗および関契のことをつかさどることになっている。…
…なお,官位令には,正三位の相当官末尾にみえる勲一等から,従八位下相当官末尾の勲十二等にいたる勲位が記載されているが,これは官位相当とは異質のものであり,それぞれの勲位が,官人序列のうえで,その位階に準じて末席に位置づけられることを示す比当(ひとう)関係にすぎない。そして官人が相当規定どおりに任命されない場合を想定して,大宝選任令,養老選叙令には,〈行(ぎよう)〉(位階が高いケース),〈守(しゆ)〉(官職が高いケース)をつける規定が立条されている。この官位相当規定は,すでに奈良時代前半から〈行〉の任命ケースが多い傾向がみえ,またその後,平安時代初期にかけて若干の相当規定の改訂がみられた。…
※「守」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...