デジタル大辞泉 「物故」の意味・読み・例文・類語 ぶっ‐こ【物故】 [名](スル)人が死ぬこと。死去。「昨年物故した友人」「物故者」[類語]死ぬ・死亡・死去・死没・永逝・長逝・永眠・往生・逝去・他界・絶息・絶命・大往生・お陀仏・死する・辞世・成仏・昇天・崩御・薨去・卒去・瞑目・落命・急逝・夭折・夭逝・亡くなる・死する・没する・果てる・眠る・瞑めいする・逝ゆく・斃たおれる・事切れる・身罷みまかる・先立つ・旅立つ・急死する・頓死とんしする・横死する・憤死する・息を引き取る・冷たくなる・敢あえなくなる・世を去る・帰らぬ人となる・不帰の客となる・死出の旅に出る・亡き数に入る・鬼籍に入る・幽明境さかいを異ことにする・黄泉こうせんの客となる・命を落とす・人死に・物化・罷まかる・くたばる・絶え入る・消え入る・はかなくなる・絶え果てる・空しくなる・仏になる・朽ち果てる・失命・夭死・臨終・ぽっくり・ころり・突然死・即死 もっ‐こ【物故】 [名](スル)「ぶっこ(物故)」に同じ。「先生の父君は―せられて」〈蘆花・思出の記〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「物故」の意味・読み・例文・類語 もの‐ゆえ‥ゆゑ【物故】 〘 接続助詞 〙 ( 名詞「もの」「ゆえ」の重なってできたもの。「に」を伴って「ものゆえに」の形をとることもある ) 活用語の連体形を受ける。特に、中古以降は大部分が打消を伴った活用語の連体形に付く。① 逆接を表わす。[初出の実例]「毎年(としのは)に来鳴く毛能由恵(モノユヱ)ほととぎす聞けば偲はく逢はぬ日を多み」(出典:万葉集(8C後)一九・四一六八)② 順接を表わす。[初出の実例]「事ゆかぬ物ゆへ大納言をそしりあひたり」(出典:竹取物語(9C末‐10C初)) ぶっ‐こ【物故】 〘 名詞 〙 人が死ぬこと。死去。物化。もっこ。[初出の実例]「漂二着日南一、時栄叡物故」(出典:続日本紀‐天平宝字七年(763)五月戊申)「堀正超は物故せり。甥の貞介跡をつぎしとなり」(出典:随筆・文会雑記(1782)三)[その他の文献]〔荀子‐君道〕 もっ‐こ【物故】 〘 名詞 〙 人が死ぬこと。死去。ぶっこ。[初出の実例]「過去聖霊藤原氏女、并物故(モッコ)秦武文共に三界の苦界を出て、速に九品の浄刹に到れ」(出典:太平記(14C後)一八) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
普及版 字通 「物故」の読み・字形・画数・意味 【物故】ぶつこ 死ぬ。〔後漢書、五行志五〕安四年二、武陵充縣の女子李娥、年六十餘にして物故す。~外數里の上(ほとり)に(うづ)む。已に十四日、行(みち)に其の冢中に聲るを聞く。~家きて、聲を聽き、(すなは)ち發出せるに、に活きたり。字通「物」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報 Sponserd by