デジタル大辞泉 「果てる」の意味・読み・例文・類語
は・てる【果てる】
1 続いていた物事が終わりになる。最後の所まで行き着く。終わる。「いつ―・てるともない戦い」「人通りが―・てる」
2 死ぬ。「異国で―・てる」「切腹して―・てる」
3 (動詞の連用形に付いて)すっかり…する。…し終わる。「あきれ―・てる」「困り―・てる」
[類語]死ぬ・亡くなる・没する・逝く・くたばる・みまかる・瞑する・終わる・尽きる・極まる・
( 1 )類義語として「おわる」があげられる。基本的には、「おわる」が継続中の動作・作用の終止を原義とするのに対して、「はてる」は限定された物・期間などが、その終局に到達することを原義とするという違いがある。
( 2 )平安時代には、仮名文では「心にむせび侍りつつ命終り侍りなば」〔源氏‐薄雲〕のような仏教語、「命終(みょうじゅう)」を訓読した「いのちおわる」などの一部の例をのぞき、もっぱら「はてる」を用い、一方、漢文訓読文では「おわる」を用いるという文体による使いわけが見られる。
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