産(漢字)

普及版 字通「産(漢字)」の解説


常用漢字 11画

(旧字)
11画

[字音] サン
[字訓] うむ・くらし

[説文解字]
[金文]

[字形] 会意
旧字はに作り、(文)+厂(かん)+生。は文身。通過儀礼として、加入の儀礼の際に文身を加えることがあり、初生のときは、成人の際は(彦)、見の礼を顏(顔)、死喪のときを・爽・といい、その字に含まれる・乂・百は、みなその文身の象。生子の厂(額(ひたい)の形)に文を加える儀礼をいう。〔説文〕六下に「生まるるなり。生に從ふ。(げん)の省聲なり」とするが、と声の関係はなく、ともに会意の字である。わが国でも生子の額に×をつけて、あやつこという。あやは霊、呪的な意味を以て加えた。邪霊の憑依するのを防ぐためである。

[訓義]
1. うむ、うまれる。
2. そだつ、はぐくむ。
3. はじまる、おこる。
4. うみ出す、つくり出す、ふえる。
5. くらし、財産。
6. 生まれたところ、故郷。

[古辞書の訓]
〔名義抄〕 コウム・タクラハ・タネ・ナル・ナリハヒ・マカル・ウマル

[声系]
〔説文〕に声としてなど三字を収める。は牛畜のはくわ、ちょうなの類をいう。字はまたに作り、浅く削りとる意で、の本字である。

[熟語]
産育・産・産媼・産翁・産業・産戸・産後・産子・産室・産殖・産・産褥・産前・産畜・産乳産物・産母・産房・産牧・産門産卵
[下接語]
安産・遺産・家産・貨産・海産・逆産・旧産・居産・共産・月産・蹇産・原産・減産・恒産・国産・財産・死産・私産・貲産・資産・授産・出産・所産・助産・殖産・水産・多産・胎産・治産・畜産・天産・土産・倒産・同産・動産・特産・難産・日産・年産農産・破産・半産・物産・民産・無産・名産・有産・産・理産・流産・量産・林産・霊産

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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