デジタル大辞泉
「賊」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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ぞく【賊】
- 〘 名詞 〙
- ① 他人に危害を加えたり、他人の財物を略奪破壊したりする者。悪事をはたらく者。ぬすびと。盗賊。賊徒。賊人(ぞくにん)。
- [初出の実例]「我が大師、何の過(とが)在(まし)まして此の賊難に値(あひ)給へるぞ」(出典:今昔物語集(1120頃か)一二)
- [その他の文献]〔戦国策‐斉策〕
- ② 君主・国家などにそむく者。また一般に、反逆する者。不忠者。むほん人。国賊。逆賊。賊臣。賊人。
- [初出の実例]「己等為レ賊被レ囲、兵疲矢尽」(出典:続日本紀‐宝亀一一年(780)一二月丁巳)
- [その他の文献]〔漢書‐高帝紀上〕
- ③ ( 形動 ) 悪事を行なうさま。害のあること。
- [初出の実例]「伍子胥は、〈略〉恩少くて賊なる者ぞ」(出典:中華若木詩抄(1520頃)上)
にし‐もの【賊】
- 〘 名詞 〙 ( 「にし」の語義未詳 ) わるもの。ぞく。
- [初出の実例]「東の夷の荒ぶる賊〈俗に、阿良夫流爾斯母乃(あらぶるニシモノ)と云ふ〉を平討(う)たむとして」(出典:常陸風土記(717‐724頃)新治)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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普及版 字通
「賊」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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