当然(読み)トウゼン

デジタル大辞泉 「当然」の意味・読み・例文・類語

とう‐ぜん〔タウ‐〕【当然】

[名・形動]そうなるのがあたりまえであること、道理にかなっていること。また、そのさま。「当然帰結」「罪人が報いを受けるのは当然だ」「至極当然
[副]それがあたりまえであるさま。「当然自分で行くべきだ」
[補説]「当前」と当てて書くこともある。これを訓読して「あたりまえ」という語が生じたという。→当たり前
[類語]もちろん元よりもっとも無論まさに当たり前ご無理ごもっと言うまでもない言わずもがな言をたない論をたないもありなん無理もない無理からぬ自然至当自明歴然歴歴一目瞭然瞭然灼然しゃくぜん明らか明白明明白白定か明快はっきり明瞭画然顕然まさしく必至疑いなく然るべきすべからく言うに及ばず言えば更なり言うもおろか論無し推して知るべし隠れもない紛れもない理の当然必然妥当自明の理それもそのはずもっとうべなるかなむべなるかな合点唯唯諾諾首肯うべなう賛成賛同果たして果たせるかな更にも言わず至極のみならず言わずと知れた紛れもない違いないくっきり諸手を挙げる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「当然」の読み・字形・画数・意味

【当然】とう(たう)ぜん

必ずそうなる。必ずそうすべきこと。宋・軾〔司馬温公(光)行状〕事を論ずるに、必ず人物を以て先と爲し、する、皆天下の謂(いはゆる)當(まさ)に然るべきにして、然る後なり。

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