デジタル大辞泉 「脈」の意味・読み・例文・類語
みゃく【脈/×脉】
2 脈拍。「―が乱れる」
3 《医師が患者の脈拍をみて病状を診断するところから》先の望み。見込み。
「そうすれば又…―を取りかえす工夫もあるだろう」〈独歩・第三者〉
4 ひとつづきになっているもの。筋道。「話の―をたどる」
[類語](2)脈搏/(3)望み・当て・可能・可能性・有り
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
…種々の手法が存在したらしいが,もっとも普通に用いられてきたのは,経穴(俗につぼという)という体表の特定の部位を刺激して,多くの場合そこから離れた部位にある病変を治癒させるものである。鍼灸の治療理論になっている経脈(けいみやく)説は,人体には経脈という脈管があり,そのなかを気が循環して生理機能をつかさどっているというもので,その基礎は漢代に成立したと考えられる。経穴は経脈上に散在しているが,それが各人に固定した点であるか,狭い範囲ではあるが移動するものであるかについては定説はない。…
…このほかに扁鵲(へんじやく)などに代表されるような民間の医者も存在した。中国医学の思想体系がととのいはじめたのはこの時代で,遅くとも戦国時代の末には陰陽説が導入され,経脈の考えが発生していたと考えられる。五行説の導入も同じころに行われたと推定される。…
※「脈」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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