


に作り、巳(し)声。〔説文〕二上に「能く立つなり」とする。金文・篆文の字形はすべて巳に従っており、それならば蛇が頭をもたげてゆく意である。坐して起(た)つときの動作をいい、それよりすべてことを始める意となる。
オコス・タツ・ツクル・サラニ・トヲ・ヲカス・オク・オキヌ・イツ 〔字鏡集〕
オキヌ・トシナス・ハジム・ヲカス・サラニ・オク・オコス・オコル・ツクル・イヅ・タツ・ウゴク
khi
、興xi
ng、煕(熙)xi
は声義近く、〔説文〕三上に「興は
すなり」、〔爾雅、釈詁〕に「煕は興なり」とあって、みな興起の意がある。興は同(酒器)の酒を土主に
いで、地霊を興起させる意。煕は授乳の象である
(き)に従って、和楽の象を示す字である。
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起・蹴起・夙起・振起・晨起・塵起・酔起・蚤起・想起・提起・突起・拝起・晩起・紛起・憤起・奮起・蜂起・鋒起・
起・暴起・発起・勃起・夜起・躍起・隆起出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
尾張国(愛知県)中島郡,木曾川東岸の平地の村で,美濃路七ヵ宿の一つ。地名の初出は1320年(元応2)で〈興郷〉とある。1586年(天正14)の洪水で被害をうけたが,1600年(慶長5)関ヶ原の戦直後に宿駅とされ,08年には木曾川起渡に船頭給として60石を除地,60年(万治3)以後は船頭20人が常置された。72年(寛文12)の人口102戸587人,1867年(慶応3)に246戸1172人。本陣1軒,脇本陣1軒で1845年(弘化2)262軒のうち旅籠屋・茶屋・木賃宿14軒,往還人足・川揚中瀬稼22軒とある。この年織屋職45軒,綛(かせ)賃くり稼18軒など織物業従事者70軒を数えるように,18世紀中ごろ西陣からさんとめ縞の技術が伝わり,菅大臣縞,結城縞へと変遷して幕末ごろには尾西織物の中心地となった。明治以後モスリン,フランネル,ラシャなどを経て毛織物生産に移っていった。96年町制をしき起町,1955年尾西市,2005年一宮市となった。
執筆者:林 英夫
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…後期になると,細目村の黒瀬湊が木曾川遡航(そこう)の終着地として商業の中心地となった。上流には,そのほか小山,川合,取組,犬山,中流には草井,円城寺,笠松,北方,起(おこし)などの港,河岸が発達し,起が美濃路の宿,渡船場として発展した。 中流の尾濃両国の地に南北朝のころから浄土真宗が広まりはじめ,尾張中島郡江吉良の良心が1361年(正平16∥康安1)に覚如から,津島の慶専が91年(元中8∥明徳2)に綽如(しやくによ)から本尊絵像を受けている。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...