デジタル大辞泉
「寿」の意味・読み・例文・類語
じゅ【寿〔壽〕】[漢字項目]
[常用漢字] [音]ジュ(呉) [訓]ことぶき ことぶく ことほぐ
1 長生きする。長命。「福寿」
2 いのち。とし。「寿命/延寿・喜寿・聖寿・長寿・天寿・白寿」
3 長命の祝い。「寿賀」
4 祝いの言葉を述べる。ことほぐ。「寿詞」
[名のり]いき・かず・たもつ・つね・とし・としなが・なが・のぶ・ひさ・ひさし・ひで・ひろし・ほぎ・やすし・よし
[難読]寿司・寿詞
じゅ【寿】
1 命の長いこと。長生き。長命。「寿を養う」
2 長命の場合の年齢。「百歳の寿を保つ」
3 祝いの言葉や贈り物。
「喜びの余り…千金を―にしたとか」〈芥川・秋山図〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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こと‐ぶき【寿】
- 〘 名詞 〙
- ① 慶事をことばで祝うこと。また、そのことば。ことほぎ。ほぎごと。祝言。
- [初出の実例]「卯杖(うづゑ)のことぶき」(出典:枕草子(10C終)八〇)
- 「老鶴のかことの事先年申候し、めてたきことふきを申て候とこそ存候へ」(出典:実隆公記‐明応七年(1498)八月紙背)
- ② いのち。よわい。また、いのちの長いこと。長命。寿命。
- [初出の実例]「草の庵に久しきつまを飾りて、戒をば保たずして、ことふきを保てるさまども」(出典:類従本賀茂女集(10C後))
- ③ めでたいこと。いわい。また、そのいわいの儀式。現代では、そのときに、祝儀袋などに書く文字をもいう。
- [初出の実例]「早く是を天に祭(まつ)て寿(コトブキ)をなすべし」(出典:太平記(14C後)一七)
- 「其志の篤きに愛(めで)て、豊雄をすすめてつひに婚儀(コトブキ)をとりむすぶ」(出典:読本・雨月物語(1776)蛇性の婬)
- ④ 祝いの品。
- [初出の実例]「宿坊の院主あるじこまやかにして、ことぶきさへとりそへて」(出典:筑紫道記(1480))
じゅ【寿】
- 〘 名詞 〙
- ① 年齢。とし。よわい。
- [初出の実例]「白兎〈月之精也。其寿千歳〉」(出典:延喜式(927)二一)
- [その他の文献]〔史記‐蔡沢伝〕
- ② ( 形動 ) 長く生命を保つこと。長生きすること。また、そのさま。長命。長生。長寿。
- [初出の実例]「哀楽如レ夢。未レ就二是界之寿一。禍福相改」(出典:本朝文粋(1060頃)一四・村上天皇為母后四十九日御願文〈大江朝綱〉)
- 「顔淵は寿(ジュ)なる可き筈なれども」(出典:福翁百話(1897)〈福沢諭吉〉五)
- [その他の文献]〔書経‐洪範〕
- ③ 祝いの贈りもの。祝い。ことほぎ。祝賀。
- [初出の実例]「張氏の孫を上座に招じて、〈略〉千金を寿(ジュ)にしたとか云ふ事です」(出典:秋山図(1920)〈芥川龍之介〉)
- [その他の文献]〔戦国策‐燕策下・王喜〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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普及版 字通
「寿」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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ことぶき【寿】
愛媛の日本酒。蔵元の「濱田酒造」は明治33年(1900)創業。所在地は宇和島市吉田町法花津。
出典 講談社[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクションについて 情報
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寿〔曲名〕
日本のポピュラー音楽。歌はJ-POPグループ、ET-KING。2012年発売。作詞:ET-KING、MAST、作曲:ET-KING、MAST。
寿〔日本酒〕
山口県、株式会社中島屋酒造場の製造する日本酒。全国新酒鑑評会で金賞の受賞歴がある。
出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報
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出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報
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