瑞穂(市)(読み)みずほ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「瑞穂(市)」の意味・わかりやすい解説

瑞穂(市)
みずほ

岐阜県南西部にある市。2003年(平成15)本巣(もとす)郡穂積町(ほづみちょう)、巣南町(すなみちょう)が合併し市制施行。市域の西端を根尾(ねお)川が南流し、揖斐(いび)川と合流する。東端長良(ながら)川が南流する。南部をJR東海道本線と国道21号が横断し、南北に樽見鉄道(たるみてつどう)が走る。地勢はきわめて平坦(へいたん)で米作を中心に野菜の栽培が盛んであるほか、富有ガキの生産で知られ、富有ガキ発祥の地碑がある。また花卉(かき)生産も盛んで、温室団地などがつくられている。東部と南部では都市化、工業化が進み、岐阜・名古屋・大垣各市への通勤者が多い。穂積には朝日大学がある。面積は28.19平方キロメートル、人口5万6388(2020)。

[編集部]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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