日本大百科全書(ニッポニカ) 「瑞穂(町)」の意味・わかりやすい解説
瑞穂(町)
みずほ
東京都北西部、西多摩郡にある町。1940年(昭和15)箱根ヶ崎(はこねがさき)、石畑(いしはた)、殿ヶ谷(とのがや)、長岡の4村が合併、瑞穂町として町制施行。豊かな農村を象徴する瑞穂を町名とした。1958年(昭和33)埼玉県元狭山(もとさやま)村の一部を編入。JR八高(はちこう)線、国道16号、青梅(おうめ)街道、新青梅街道が通じる。武蔵野(むさしの)台地の西部に位置し、町の東部、狭山丘陵は狭山茶の産地で知られる。ほかに酪農、野菜・花卉(かき)栽培が行われる。武蔵七党の一つ村山党の発祥の地といわれ、江戸時代、青梅(おうめ)街道、日光脇往還(現、国道16号)両道の交差する箱根ヶ崎は宿駅であった。南部は横田基地となっており、周辺は騒音による公害問題が起きている。面積16.85平方キロメートル、人口3万1765(2020)。
[沢田 清]
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