生易しい(読み)ナマヤサシイ

デジタル大辞泉 「生易しい」の意味・読み・例文・類語

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精選版 日本国語大辞典 「生易しい」の意味・読み・例文・類語

なま‐やさし・い【生易・生優】

  1. 〘 形容詞口語形活用 〙
    [ 文語形 ]なまやさ〘 形容詞シク活用 〙 ( 「なま」は接頭語 )
  2. なみひととおりである。たやすい。否定形とともに用いられることが多い。
    1. [初出の実例]「塩になるまでは、なまやさしき事にあらず」(出典:黄表紙・金々先生造化夢(1794))
    2. 「生(ナマ)やさしい金ぢゃ迚も駄目だ」(出典あらくれ(1915)〈徳田秋声〉六五)
  3. 中途はんぱにやさしい。
    1. [初出の実例]「生柔(ナマヤサ)しい口軟らかい手で嬲り者になるより」(出典:くれの廿八日(1898)〈内田魯庵〉三)

生易しいの派生語

なまやさし‐さ
  1. 〘 名詞 〙

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