安易(読み)アンイ

デジタル大辞泉 「安易」の意味・読み・例文・類語

あん‐い【安易】

[名・形動]
たやすいこと。わけなくできること。また、そのさま。「安易問題
気楽であること。いいかげんなこと。また、そのさま。「人生を安易に考える」
[類語](1イージー生やさしい簡単容易平易軽易手っ取り早い容易たやすやさしいやす平たい造作ぞうさないわけない朝飯前お茶の子さいさい河童かっぱ楽勝むざむざ易易やすやす楽楽軽軽かるがる無造作らくくみし易い易易いい悠悠難無く苦もなくちょろい簡略簡易あっさり手軽手軽い軽いお茶の子たなごころを返す労せずして赤子の手をひねるお手の物事も無げ手も無く見す見すまんまと物ともせずすんなりすいすい首尾良くちょいちょいちょちょいのちょい/(2甘い手ぬるい生ぬるい甘っちょろいいいかげん手軽てがる安直適当杜撰ずさん放漫漫然閑却等閑とうかんなおざりお座なりおろそかゆるがせ粗末でたらめぞんざい投げ遣りちゃらんぽらん易きに付く

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精選版 日本国語大辞典 「安易」の意味・読み・例文・類語

あん‐い【安易】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. わけなくできること。たやすいさま。
    1. [初出の実例]「汝ぢ安易(アンイ)彼岸に到らんと願はば、至誠心地蔵尊に帰依して本願をたのみ奉り」(出典地蔵菩薩霊験記(16C後)五)
    2. [その他の文献]〔国語‐晉語・八〕
  3. のんきなこと。心のやすらぐさま。また、いいかげんなこと。なげやりなさま。
    1. [初出の実例]「沈黙の苦痛が、いくらか弛んで来たやうな気がした。そして何時にない安易を感じた」(出典:黴(1911)〈徳田秋声〉一六)
    2. 「それは余りにも安易な言葉ではないか」(出典:真空地帯(1952)〈野間宏〉四)

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普及版 字通 「安易」の読み・字形・画数・意味

【安易】あんい

のんびりくつろぐ。〔国語、晋語八〕鞅(あう)(人名)や、居處恭しく、敢て安易にせず。

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