ちょろい(読み)チョロイ

デジタル大辞泉 「ちょろい」の意味・読み・例文・類語

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精選版 日本国語大辞典 「ちょろい」の意味・読み・例文・類語

ちょろ・い

  1. 〘 形容詞口語形活用 〙
    [ 文語形 ]ちょろ・し 〘 形容詞ク活用 〙
  2. 内容にとぼしくて値打がない。取るに足りない。つまらない。
    1. [初出の実例]「あれらが他(ひと)の句をわらへ共、あれらが句がちょろい事ぞいや」(出典浮世草子・人倫糸屑(1688)高慢)
  3. 様子がなまぬるい。まだるっこい。てぬるい。
    1. [初出の実例]「わづかに残る道具を沽却し、唐土より伝来の錦袋子を合はせて渡世の便とすれど、ちょろい穿鑿(せんさく)」(出典:浮世草子・好色万金丹(1694)一)
  4. 見えすいていて浅薄である。おろかである。
    1. [初出の実例]「女郎の好く問ぐすりを申せど、そんな事などちょろく見えすき」(出典:浮世草子・好色一代女(1686)一)
  5. それを処理したり打ち負かしたりするのが容易であるさま。
    1. [初出の実例]「抑も我奇術の不思議と云っぱ、晴天に雨を起し、海上に巖を浮ぶるなどは瑣々(チョロイ)こと」(出典:冷熱原著梗概(1896)〈尾崎紅葉〉)

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