朝飯前(読み)アサメシマエ

デジタル大辞泉 「朝飯前」の意味・読み・例文・類語

あさめし‐まえ〔‐まへ〕【朝飯前】

[名・形動]
朝食をとる前。
朝食をとる前のわずかな時間でできるような、たやすいこと。また、そのさま。「それぐらいは朝飯前だ」
[補説]2は、「朝食を食べるほどのわずかな時間で」とする説もある。
[類語]簡単容易安易平易軽易手軽てがるらく手っ取り早い容易たやすやさしいやす平たい造作ぞうさないわけないお茶の子さいさい河童かっぱ楽勝ちょろい簡略簡易あっさり手軽いくみやす楽楽易易いい易易やすやす軽い・軽く・悠悠難無く苦もなく生易しいイージーお茶の子たなごころを返す労せずして赤子の手をひねるお手の物事も無げむざむざ軽軽かるがる無造作手も無く見す見すまんまと物ともせずすんなりすいすい首尾良くちょいちょいちょちょいのちょい

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精選版 日本国語大辞典 「朝飯前」の意味・読み・例文・類語

あさめし‐まえ‥まへ【朝飯前】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 朝食をとる前。
    1. [初出の実例]「霧烟朝食前の事成に ようあゆふたそ六里来て露」(出典:俳諧・西鶴大矢数(1681)第三一)
  3. ずっと以前。〔俚言集覧(1797頃)〕
  4. ( 形動 ) 朝飯前の空腹のときにでも、あるいはそれぐらいの短い時間ででもできるような容易なこと。たやすいこと。あさめししごと。
    1. [初出の実例]「たかが彌五郎ぐらゐの端役(はやく)は、朝飯前の仕事だ」(出典滑稽本八笑人(1820‐49)四)

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