見す見す(読み)ミスミス

デジタル大辞泉 「見す見す」の意味・読み・例文・類語

みす‐みす【見す見す】

[副]《動詞「見す」を重ねた語》
見ていながら、また事情がわかっていながら、それにふさわしい対応をしないさま。また、条件に恵まれながら、何もできずに終わってしまうさま。むざむざと。「宝の山に入りながら見す見す手ぶらで帰るとは」
多く「目に見す見す」の形で)目の前に見ながら。見ているうちに。見る見る。
白妙の衣に似たる梅の花目に―も衰ふるかな」〈宇津保春日詣
[類語]むざむざ易易やすやす楽楽らくらく軽軽かるがる無造作らく容易簡単易しい容易たやすわけ無いくみし易い易易いい悠悠難無く苦もなくちょろい簡略簡易あっさり手っ取り早い易い手軽手軽い造作無い軽い生易しいイージー朝飯前楽勝お茶の子お茶の子さいさい河童かっぱたなごころを返す労せずして赤子の手をひねるお手の物事も無げ手も無くまんまと平易軽易安易物ともせずすんなりすいすい首尾良くちょいちょいちょちょいのちょい

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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