世話がない(読み)セワガナイ

デジタル大辞泉 「世話がない」の意味・読み・例文・類語

世話せわがな・い

手数がかからない。「―・くてすむ」
あきれてどうしようもない。「自分失敗に自分で怒っているのだから―・い」
[類語](2呆れが宙返りをする呆れが礼に来る呆れもしない開いた口が塞がらぬ舌を吐くなにをか言わんや二の句が継げない

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「世話がない」の意味・読み・例文・類語

せわ【世話】 が ない

  1. 手数がかからない。
    1. [初出の実例]「只世上の女郎に異なる事は、袖とめ、かね付の世話なきのみにてぞ有りける」(出典:談義本・風流志道軒伝(1763)五)
  2. あきれはててどうしようもない。処置なしである。
    1. [初出の実例]「そんな立派な口を(き)いたって、約束が違や世話(セワ)は無(ネ)え」(出典:義血侠血(1894)〈泉鏡花〉五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android