鍔競合い(読み)ツバゼリアイ

デジタル大辞泉 「鍔競合い」の意味・読み・例文・類語

つば‐ぜりあい〔‐ぜりあひ〕【×鍔競(り)合い/×迫り合い】

[名](スル)
打ち合わせた刀を鍔もとで受け止めたまま互いに押し合うこと。
勢力に差がなく、緊迫した状況勝負を争うこと。また、その争い。「―の接戦を演じる」「両党入り乱れて―する」
[類語](2互角伯仲五分五分おっつかっつ拮抗きっこうどっこいどっこいとんとん等しい同じ同一等価同等五分対等匹敵比肩伍する相半ばする肩を並べる勝るとも劣らない並び立つ負けず劣らずいずれ劣らぬ似たり寄ったり並ぶ団栗どんぐりせい比べ双璧そうへきちょぼちょぼ甲乙付け難い雁行一進一退竜虎相搏あいう追いつ追われつ抜きつ抜かれつ競り合うせめぎ合う攻防一歩も引かぬ元元均等一律一様イコール同列同級等し並み同席同位符合合致一致吻合ふんごう整合暗合該当適合適応相当即応順応対応照応同質等質見合う当てはまる一緒同前同然同上同類共通同様そのまま

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精選版 日本国語大辞典 「鍔競合い」の意味・読み・例文・類語

つば‐ぜりあい‥ぜりあひ【鍔競合・鍔糶合】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 互いに打ち込んだ刀を、鍔で受けとめ合い押し合うこと。
    1. [初出の実例]「一鍔糶胴 双方鍔糶合となりたる時、隙を見て立ちながら胴を撃つ」(出典:剣道(1915)〈高野佐三郎〉)
  3. 互いに負けまいと争うこと。また、どちらが勝つかわからないきわどい争い。
    1. [初出の実例]「塚田木村の名人戦もいよいよ二勝二敗で鍔迫り合いのきびしさとなったが」(出典:ブラリひょうたん(1950)〈高田保〉雑事)

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