団栗の背比べ(読み)ドングリノセイクラベ

デジタル大辞泉 「団栗の背比べ」の意味・読み・例文・類語

団栗どんぐり背比せいくら

どれもこれも平凡で、特にすぐれて目立つものがないことのたとえ。
[類語]大同小異違い相違異同誤差小異大差同工異曲差異分かち格差落差開き隔たり懸隔僅差個人差不一致異質ギャップ五十歩百歩似たり寄ったり互角伯仲五分五分おっつかっつ拮抗きっこうどっこいどっこいとんとん等しい同じ同一等価同等五分対等匹敵比肩伍する相半ばする肩を並べる勝るとも劣らない並び立つ負けず劣らずいずれ劣らぬ並ぶ双璧そうへきちょぼちょぼ甲乙付け難い雁行一進一退鍔競つばぜり合い竜虎相搏あいう追いつ追われつ抜きつ抜かれつ競り合うせめぎ合う攻防一歩も引かぬ元元均等一律一様イコール同列同級等し並み同席同位符合合致一致吻合ふんごう整合暗合該当適合適応相当即応順応対応照応同質等質見合う当てはまる一緒同前同然同上同類共通同様そのまま

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精選版 日本国語大辞典 「団栗の背比べ」の意味・読み・例文・類語

どんぐり【団栗】 の=背比(せいくら)[=背較(せいくら)]べ

  1. どんぐりの大きさはどれもほとんど同じで、背くらべをしても甲乙判定ができない。どれもこれも平凡で変わりばえのしないこと。特にぬきんでたものがないことのたとえ。一寸法師の背くらべ。団栗の背並べ。
    1. [初出の実例]「罵る者も罵らるる者も畢竟団栗(ドングリ)の脊競(セイクラ)べにして」(出典政治小説を作るべき好時機(1898)〈内田魯庵〉)

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ことわざを知る辞典 「団栗の背比べ」の解説

団栗の背競べ

くらべてみても、みんな同じようなもので、大したものはいないこと。特に抜きんでたものがないことのたとえ。

[使用例] どんぐりの背くらべの身すぎ世すぎでいて、この仲間意地の悪さに腹が立つ[林芙美子放浪記|1928~29]

[解説] どんぐりは、この場合、クヌギの実のことで、どれをとっても小さくて、高さの差がほとんどないことからいったもの。

[類句] 一寸法師の背比べ

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