団栗の背比べ(読み)ドングリノセイクラベ

デジタル大辞泉 「団栗の背比べ」の意味・読み・例文・類語

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「団栗の背比べ」の意味・読み・例文・類語

どんぐり【団栗】 の=背比(せいくら)[=背較(せいくら)]べ

  1. どんぐりの大きさはどれもほとんど同じで、背くらべをしても甲乙判定ができない。どれもこれも平凡で変わりばえのしないこと。特にぬきんでたものがないことのたとえ。一寸法師の背くらべ。団栗の背並べ。
    1. [初出の実例]「罵る者も罵らるる者も畢竟団栗(ドングリ)の脊競(セイクラ)べにして」(出典政治小説を作るべき好時機(1898)〈内田魯庵〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ことわざを知る辞典 「団栗の背比べ」の解説

団栗の背競べ

くらべてみても、みんな同じようなもので、大したものはいないこと。特に抜きんでたものがないことのたとえ。

[使用例] どんぐりの背くらべの身すぎ世すぎでいて、この仲間意地の悪さに腹が立つ[林芙美子放浪記|1928~29]

[解説] どんぐりは、この場合、クヌギの実のことで、どれをとっても小さくて、高さの差がほとんどないことからいったもの。

[類句] 一寸法師の背比べ

出典 ことわざを知る辞典ことわざを知る辞典について 情報

1969年から続く英国の文学賞「ブッカー賞」の翻訳書部門で、他言語から英語に翻訳された優れた作品に贈られる。翻訳者の仕事を重視し、賞金5万ポンド(約970万円)は作家と翻訳者で折半される。2005年...

国際ブッカー賞の用語解説を読む