肩を並べる(読み)カタヲナラベル

デジタル大辞泉 「肩を並べる」の意味・読み・例文・類語

かたなら・べる

横に並ぶ。肩をそろえて進む。「―・べて歩く」
対等の位置に立つ。同じ程度の力や地位をもって張り合う。「先進国に―・べる」
[類語]互角並ぶするかな敵する比肩する匹敵する並立する伯仲する五分五分おっつかっつ拮抗きっこうどっこいどっこいとんとん等しい同じ同一等価同等五分対等相半ばする勝るとも劣らない並び立つ負けず劣らずいずれ劣らぬ似たり寄ったり団栗どんぐりせい比べ双璧そうへきちょぼちょぼ甲乙付け難い雁行一進一退鍔競つばぜり合い竜虎相搏あいう追いつ追われつ抜きつ抜かれつ競り合うせめぎ合う攻防一歩も引かぬ元元均等一律一様イコール同列同級等し並み同席同位符合合致一致吻合ふんごう整合暗合該当適合適応相当即応順応対応照応同質等質見合う当てはまる一緒同前同然同上同類共通同様そのまま

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「肩を並べる」の意味・読み・例文・類語

かた【肩】 を 並(なら)べる

① 並んで立つ。並んで歩く。また、物など同じ場所に並ぶ。
今昔(1120頃か)二六「然れば、肩を并ぶる人无(なく)て下る程に」
浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉一「歯磨の函と肩を比(ナラ)べた赤間の硯が一面
② 対等の位置に立つ。同じような勢いや力をもつ。
※宇津保(970‐999頃)菊の宴「あまくだれるかとみえし人にかたをならべ、かみに見し人をしもに見」
源平盛衰記(14C前)一「六波羅殿の御一家の公達と云ひてければ、花族も英才も面を向へ肩を並(ナラブ)る人なかりけり」

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