デジタル大辞泉 「鬱結」の意味・読み・例文・類語 うっ‐けつ【鬱結】 [名](スル)1 ふさがり滞ること。「血液が鬱結する」2 気分が晴れ晴れしないこと。鬱屈。「時子の胸に―した疑団ぎだんは幾らもあった」〈二葉亭・其面影〉[類語]塞ぐ・塞ふさがる・結ぼれる・沈む・滅入めいる・曇る・鬱うつする・鬱屈うっくつする・消沈する・しょげる・しょげ返る・ふさぎこむ・憂鬱・憂愁・沈鬱・メランコリー・気鬱・気塞ぎ・鬱鬱・陰鬱・暗鬱・鬱気・鬱悶・鬱積・抑鬱・憂さ・鬱陶しい・物憂い・びんびん・せつせつ・痛切・切実・深刻・ひしひし・つくづく・しみじみ・じいん・心から・切・哀切・哀れ・悲しい・物悲しい・うら悲しい・せつない・つらい・痛ましい・悲愴・悲痛・悲傷・沈痛・苦しい・憂い・耐えがたい・しんどい・苦痛・やりきれない・たまらない・遣やる瀬ない・断腸の思い・胸を痛める・胸が痛む・胸が塞がる・けだるい・アンニュイ・胸が裂ける・胸が張り裂ける・胸がつかえる・胸が潰れる・胸がつまる・気を揉もむ・重苦しい・気遣わしい・悶悶もんもん 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「鬱結」の意味・読み・例文・類語 うっ‐けつ【鬱結】 〘 名詞 〙① ( ━する ) ふさがりとどこおること。中でしっかりかたまること。[初出の実例]「於レ是別レ旧之悽心中欝結」(出典:万葉集(8C後)一九・四二四八・題詞)「時子の胸に鬱結した疑団(ぎだん)は幾らもあった」(出典:其面影(1906)〈二葉亭四迷〉五五)[その他の文献]〔荘子‐在宥〕② 心がふさがってはればれしないこと。気がかりなこと。[初出の実例]「宴罷退出時相公不レ散二欝結一」(出典:江談抄(1111頃)四)「今この一時に二年越しの鬱結が解けたやうに思はれて」(出典:疑惑(1913)〈近松秋江〉) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
普及版 字通 「鬱結」の読み・字形・画数・意味 【鬱結】うつけつ 心ふさぐ。〔史記、太史公自序〕此れ人皆(こころ)に鬱結するりて、其のをずるを得ず。故に事をべて、來を思ふ。字通「鬱」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報 Sponserd by