風薫る(読み)カゼカオル

デジタル大辞泉 「風薫る」の意味・読み・例文・類語

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「風薫る」の意味・読み・例文・類語

かぜ【風】 薫(かお)

  1. 初夏に風がさわやかに吹く。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「風かほると申は南の風吹てすずしきを申候」(出典:至宝抄(1585))
    2. 「風かほる羽織は襟もつくろはず〈芭蕉〉」(出典:俳諧・芭蕉庵小文庫(1696))
  2. 一般に、花や草の香りを含んで風がさわやかに吹く。和歌でいう。
    1. [初出の実例]「風かほる木のした道は過やらて花にそくらす志賀の山越〈藤原良教〉」(出典:続拾遺和歌集(1278)春上・六八)

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