すんなり(読み)スンナリ

デジタル大辞泉 「すんなり」の意味・読み・例文・類語

すんなり

[副](スル)
しなやかでほっそりしているさま。「すんなり(と)した手足
物事が滞ることなく、なめらかに進むさま。「交渉すんなり(と)妥結した」
[類語](1すらっと痩身痩躯細身やせやせっぽちやせぎすスマートスリム着やせげっそり細い細作りほっそりすらりスレンダーソップ形がりがりぎすぎす痩せる痩せ細る痩せこける痩せ枯れる痩せ衰える/(2とんとん拍子難なく首尾よく上首尾すいすい着着順調快調好調スムーズ円滑淀みなくむざむざ易易やすやす楽楽軽軽かるがる無造作らく容易簡単易しい容易たやすわけ無いくみし易い易易いい悠悠苦もなくちょろい簡略簡易あっさり手っ取り早い易い手軽手軽い造作無い軽い生易しいイージー朝飯前楽勝お茶の子お茶の子さいさい河童かっぱたなごころを返す労せずして赤子の手をひねるお手の物事も無げ手も無く見す見すまんまと平易軽易安易物ともせずちょいちょいちょちょいのちょい

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「すんなり」の意味・読み・例文・類語

すんなり

〘副〙 (「と」を伴って用いることもある)
① しとやかなさま、すらりとして、しなやかなさまなどを表わす語。
浄瑠璃・本朝三国志(1719)二「柳の腰はほそく共心はふとき女武者〈略〉細柄の長刀かいこふですんなり、すなりとあゆみくる」
※母を恋ふる記(1919)〈谷崎潤一郎〉「背筋両側には細々とした撫で肩が、地へ曳く衣と諸共にすんなりと波打ってゐる」
② おだやかなさま、抵抗感がなく、すなおなさま、さしさわりなく、ことがはこぶさまなどを表わす語。
大菩薩峠(1913‐41)〈中里介山壬生島原の巻「斯うすんなり会へやうとは思はなかった」

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