ちょいちょい(読み)チョイチョイ

デジタル大辞泉 「ちょいちょい」の意味・読み・例文・類語

ちょい‐ちょい

[副]
間を置いて同じことが何度も繰り返されるさま。度々。おりおり。ちょくちょく。「ちょいちょい遊びに来る」
身軽に動くさま。「枝から枝へちょいちょい(と)飛び移る」
大した程度でないさま。簡単であるさま。「ちょいちょい(と)作り上げる」
「家の内外の―した修繕」〈野上真知子
[感]民謡などの囃子詞はやしことば。ちょいなちょいな。
[類語](1よく度度ちょくちょく往往しばしばしきりしょっちゅう幾度頻繁頻頻しげしげ足繁くあまたたび何度も再三再再再三再四再びまた重ねて再度又又又もまたもやまたぞろ懲りずまに二の舞性懲しょうこりもないてつを踏む前車のてつを踏むてつを踏む改めてまたしてもくれぐれくれぐれも返す返すよくよくとくととっくり重重重ね重ね幾重にも念入り二度と二度と再びくどくどうだうだぐだぐだくだくだたらたらああだこうだ四の五の四の五の言う

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ちょいちょい」の意味・読み・例文・類語

ちょい‐ちょい

[1] 〘副〙 (「と」を伴って用いることもある)
① 間を置いて同じことが続くさまを表わす語。ときどき。ときおり。また、何度も繰り返されるさまを表わす語。たびたび。しばしば。
※俳諧・七番日記‐文化一三年(1816)四月「かはほりのちょいちょい出たり米瓢」
② =ちょいと(一)
※滑稽本・七偏人(1857‐63)五下「爪の先でちょいちょいと摘んだら」
[2] 〘感動〙 人や物をほめる際にいう語。いいぞ。
評判記・吉原大全新鑑(1665)「くらのすけ〈略〉立すがたの見事さ、うんけいの御さく、ちょいちょい」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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