デジタル大辞泉 「懐」の意味・読み・例文・類語
かい【懐〔懷〕】[漢字項目]
〈カイ〉1 胸中にいつまでも思いをいだく。心にいだく思い。「懐疑・懐旧・懐古/感懐・述懐・所懐・素懐・
2 中に包みいだく。「懐石・懐胎・懐妊」
3 だき込んで手なずける。「懐柔」
4 ふところ。「懐剣・懐紙・懐中・懐炉/胸懐」
〈ふところ(ぶところ)〉「懐刀・懐手/内懐」[名のり]かぬ・かね・きたす・たか・ちか・つね・もち・やす
〈カイ〉
〈ふところ(ぶところ)〉「懐刀・懐手/内懐」

(かい)声。
は死者の衣襟の間に
(なみだ)(涙の象形)をそそぐ形。その死を哀惜し、懐念することをいう。金文に「
」「
」のように
を用いる。
を〔説文〕八上に「
なり。一に曰く
(ふくろ)なり」とするが、
は夾、物を懐にする意。字は懷の初文。懷はその形声字である。〔説文〕十下に「念思なり」とするが、追懐を字の本義とする。
・
ho
iは同声。
は〔説文〕八上に「袖なり。一に曰く、
なり」とあり、懐袖の意とするが、大袖の意であろう。みな懐抱の意をもつ。
▶・懐鉛▶・懐怨▶・懐遠▶・懐憶▶・懐恩▶・懐奸▶・懐奇▶・懐帰▶・懐危▶・懐疑▶・懐給▶・懐旧▶・懐居▶・懐郷▶・懐挟▶・懐玉▶・懐襟▶・懐刑▶・懐恵▶・懐巻▶・懐古▶・懐顧▶・懐故▶・懐恨▶・懐猜▶・懐慙▶・懐刺▶・懐私▶・懐思▶・懐弐▶・懐執▶・懐手▶・懐羞▶・懐輯▶・懐柔▶・懐春▶・懐傷▶・懐身▶・懐信▶・懐衽▶・懐袵▶・懐生▶・懐石▶・懐戚▶・懐
▶・懐想▶・懐蔵▶・懐胎▶・懐帯▶・懐恥▶・懐中▶・懐
▶・懐土▶・懐徳▶・懐
▶・懐毒▶・懐任▶・懐妊▶・懐姙▶・懐念▶・懐
▶・懐被▶・懐附▶・懐撫▶・懐服▶・懐憤▶・懐哺▶・懐慕▶・懐
▶・懐宝▶・懐抱▶・懐望▶・懐樸▶・懐誘▶・懐憂▶・懐擁▶・懐楽▶・懐恋▶・懐禄▶
懐出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...