デジタル大辞泉 「菜」の意味・読み・例文・類語
さい【菜】[漢字項目]
[学習漢字]4年
〈サイ〉1 葉・茎・根などを食用にする草の総称。「菜園・菜食/山菜・
2 おかず。副食。「前菜・
3 料理。「菜館」
〈な〉「菜種/青菜・油菜・水菜・若菜」[難読]
〈サイ〉
〈な〉「菜種/青菜・油菜・水菜・若菜」上代に副食物を広く指す語として使われた、和語の「な」に当たるものとして「菜」の字が使われてきたが、後に音読したサイの形が一般語となった。食用とする野菜の意で「菜」が使われることもあったが、中世には、「一汁二菜」のように副食物を指すようになる。近世には、サイが一般語として使われるが、上方では「番菜」、江戸では「惣菜」という語が一般化する。


(采)(さい)。
は草木を采取することをいう。〔説文〕一下に「艸(くさ)の
らふべき
なり」とあり、野菜の類をいう。〔礼記、学記〕「
を祭る」の注に「
とは
(きんさう)の屬を謂ふ」とあって、水草をも含めていう。およそ
菜五味の供薦すべきものを
といい、のち飯にそえる副食のものをいう。
字鏡〕
上は奈(な)、下は久佐比良(くさびら) 〔名義抄〕
クサビラ・サカナリ 〔字鏡集〕
サカナリ・ナ・クサビラ・クサ
▶・菜色▶・菜食▶・菜人▶・菜銭▶・菜
▶・菜
▶・菜単▶・菜地▶・菜腸▶・菜肚▶・菜把▶・菜伯▶・菜飯▶・菜夫▶・菜餠▶・菜圃▶・菜畝▶・菜油▶
菜・
菜・茎菜・
菜・咬菜・香菜・
菜・根菜・祭菜・雑菜・山菜・釈菜・種菜・拾菜・
菜・
菜・食菜・水菜・青菜・前菜・
菜・総菜・束菜・択菜・畜菜・摘菜・甜菜・
菜・冬菜・白菜・飯菜・
菜・野菜・葉菜・冷菜出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報
…食用のために栽培する草本。蔬菜(そさい)ともいい,俗に青物とも呼ぶ。現在の用語法ではこのようになっているが,本来の語義からするとこれは誤用であり,また,野菜と蔬菜も同義ではなかった。…
※「菜」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...