溌剌(読み)ハツラツ

デジタル大辞泉 「溌剌」の意味・読み・例文・類語

はつ‐らつ【××剌/××溂/××剌】

[ト・タル][文][形動タリ]
生き生きとして元気のよいさま。「―とした声」「生気―たる若者
魚が飛び跳ねるさま。
御贄みにへの錦鱗徒らに湖水の浪に―たり」〈太平記・九〉
[類語]元気士気精気意気志気景気軒昂けんこう盛ん旺盛衝天鬱勃清新澎湃ほうはい血気盛んきゃぴきゃぴいけいけのりのりぴちぴち生き生き活発生生せいせいおきゃんおちゃっぴいおませおしゃま快活精彩活動的動的精力的ダイナミックエナジェティックあぶらが乗る水を得たうおのよう情熱的意欲的熱狂的熱情的白熱的激越狂熱熱烈烈烈熱血熱っぽい血が騒ぐパッショネートホットエネルギッシュバイタリティービビッドフレッシュ瑞瑞みずみずしい新鮮生鮮生新初初ういういしい最新トレンディー新た目新しい斬新最先端真っさら出来立てほやほや新味新風新品生き活気新進新進気鋭新鋭新星野心満満建設的積極的肯定的自主的発展的能動的計画的前向きポジティブバイタル奮って自発的主体的意図的進取進んで我勝ち我先我も我もしゃにむにアクティブアグレッシブ自ら身を以てダイレクト作為作為的あえてえいやっと我劣らじと強気強引押して努めて曲げて断固断然思い切ってるか反るか思う様思う存分存分思いのまま力一杯精一杯率先果敢惜しみない意気込む本腰腰を入れる入れ込むひたむきもりもり鬱然勃勃油然ゆうぜん湧然沸沸むくむくみなぎるみなぎらすあふれる燃え上がる沸き上がる沸き立つ込み上げるたぎる高ぶる発揚燃える燃え立つ鼻息が荒い血気にはや奮い起こす奮い立つ気を吐く肩肘かたひじ張る勢い込む気張る張り切る腕が鳴る腕にりをかけるハッスルしたり顔自慢顔自慢たらしい胸を張る得意満面得意顔有頂天意気揚揚鬼の首を取ったよう欣喜雀躍きんきじゃくやく意気が揚がるどや顔手柄顔天狗になる見得を切る大見得を切る

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精選版 日本国語大辞典 「溌剌」の意味・読み・例文・類語

はつ‐らつ【溌剌・溌溂・剌】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙
  2. 魚が元気よくとびはねるさま。
    1. [初出の実例]「碧水浪清魚抜剌、青天雲霽鶴翔」(出典本朝無題詩(1162‐64頃)四・暮春偶吟〈藤原茂明〉)
    2. [その他の文献]〔李白‐酬中都小吏攜斗酒双魚於逆旅見贈詩〕
  3. 元気のよいさま。いきいきとしているさま。
    1. [初出の実例]「あまりに溌溂(ハツラツ)たる宇宙刺激に堪えなくなった頭を、出来るならば、蒼い色の付いた、深い水の中に沈めたい位に思った」(出典:それから(1909)〈夏目漱石〉一〇)

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