デジタル大辞泉
「生生しい」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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なまなま‐し・い【生生】
- 〘 形容詞口語形活用 〙
[ 文語形 ]なまなま
し 〘 形容詞シク活用 〙 - ① なま身である。生きている。
- [初出の実例]「君をおもひなまなまし身を焼くときはけぶりおほかるものにぞありける」(出典:大和物語(947‐957頃)六〇)
- ② 死んだばかりである。
- [初出の実例]「なまなましき髑髏あり」(出典:読本・椿説弓張月(1807‐11)後)
- ③ 生き生きとしている。生き生きと息づいている。目前に見ているような感じである。
- [初出の実例]「雪はづかしき膚に紫の生々(ナマナマ)しくなりぬ」(出典:大つごもり(1894)〈樋口一葉〉)
- ④ 今できたばかりである。真新しい。
- [初出の実例]「生々(ナマナマ)しき創(きず)が附きまして」(出典:落語・昔の詐偽(1897)〈三代目春風亭柳枝〉)
生生しいの派生語
なまなまし‐さ- 〘 名詞 〙
うぶうぶ‐し・い【生生】
- 〘 形容詞口語形活用 〙 ういういしい。
- [初出の実例]「その時の生生(ウブウブ)しいおしづさんの顔は、今でもありありと〈略〉目に写る」(出典:小鳥の巣(1910)〈鈴木三重吉〉下)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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