青葉[区](読み)あおば

百科事典マイペディア 「青葉[区]」の意味・わかりやすい解説

青葉[区]【あおば】

宮城県仙台市中西部の区。1989年区制。市内5区の中で最も面積が広く,東西に広瀬川が貫流し,区東部右岸の青葉山丘陵南東端には青葉城跡がある。仙山線が通じ,東北自動車道の仙台宮城インターチェンジがある。広瀬川左岸の段丘上に市街主要部が広がり,定禅寺(じょうぜんじ)通を隔てて都心地区北部は中央官庁の出先機関や県庁,市役所などが集まる行政地区となっている。青葉通,広瀬通,東二番丁など50m道路を中心に金融機関やオフィス,商店が集中し,城下町割の基点となった芭蕉(ばしょう)の辻には標石がたつ。東北大学など大学・研究機関や,宮城県美術館,仙台市博物館などが多い文教地区でもある。西部の丘陵地にはみやぎ台など大規模団地の造成が進む。北西部に作並(さくなみ)温泉,船形山がある。302.24km2。29万1436人(2010)。

青葉[区]【あおば】

神奈川県横浜市北西端の区。1994年区と港北区の一部から分区多摩丘陵東部に位置し,区の面積は市内で戸塚区に次いで大きい。1965年東急田園都市線が長津田まで開通,1993年市営地下鉄が通じてあざみ野が市中心部への玄関口となった。ほぼ全域が東急の住宅団地地域で,宅地化が急速に進んでいる。北西部に1965年開園のこどもの国があり,こどもの国線が通じる。35.22km2。30万4297人(2010)。

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