頓着(読み)トンジャク

デジタル大辞泉 「頓着」の意味・読み・例文・類語

とん‐じゃく〔‐ヂヤク〕【頓着】

[名](スル)《「貪着」と同語源。「とんちゃく」とも》深く気にかけてこだわること。執着すること。「相手の気持ちに頓着しない」
[類語]固執執着執心偏執我執囚われるめろめろぞっこん首ったけのめり込む入れ込む夢中血道を上げる骨抜きいかれる溺れるふける凝る耽溺たんでき惑溺深入りはまるはまり込む身を焦がす狂おしい物狂おしい入れあげる病み付きとりこ心酔心ここにあらず心を奪う狂わしい悩ましい熱狂的悶悶もんもん惑乱切ないやりきれない思い乱れる思い悩む思い焦がれるむな苦しい息苦しい重苦しい苦痛る瀬無い憂さ憂い不如意堅苦しい気詰まり忍びないエキセントリック逆上のぼせるのぼせるアブノーマル常軌を逸する乱心取り術無い辛酸をなめる心を痛める艱難かんなん思い煩う

とん‐ちゃく【頓着】

とんじゃく(頓着)

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「頓着」の意味・読み・例文・類語

とん‐じゃく‥ヂャク【頓着・貪着・貪惜ジャク】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「とんじゃく(貪着)」と同源。「とんちゃく」とも ) 深く心に掛けること。拘泥すること。関心をもつこと。普通、否定語を伴って用いられ、現代では多く、「とんちゃく」。
    1. [初出の実例]「某がおんなどもが、大ざけをたべて、酔狂をいたし、しょたいの事もとんじゃくいたさず」(出典:虎明本狂言・因幡堂(室町末‐近世初))
    2. 「彼等は其麽(そんな)ことに頓着を持たぬ」(出典:土(1910)〈長塚節〉一二)

とん‐ちゃく【頓着】

  1. 〘 名詞 〙とんじゃく(頓着)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「頓着」の読み・字形・画数・意味

【頓著】とんちやく

安置する。

字通「頓」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

選挙公営

国または地方公共団体が個々の候補者の選挙費用の一部または全額を負担すること。選挙に金がかかりすぎ,政治腐敗の原因になっていることや,候補者の個人的な財力によって選挙に不公平が生じないようにという目的で...

選挙公営の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android