目を引く(読み)メヲヒク

デジタル大辞泉 「目を引く」の意味・読み・例文・類語

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「目を引く」の意味・読み・例文・類語

め【目】 を 引(ひ)

  1. 人の注意を向けさせる。他人の目にとまるようにする。
    1. [初出の実例]「殊に華麗な新婚の風俗は多くの人の目を引いた」(出典:破戒(1906)〈島崎藤村〉一二)
  2. 目で合図をする。目くばせする。
    1. [初出の実例]「左右の見る人、口を掩ひ目をひき笑ふ」(出典:保元物語(1220頃か)下)
  3. 模様をそのままにして、地色を染め直す。
    1. [初出の実例]「浅黄こもんの羽織を何茶に成とも目を引袖下はともつぎにして着せ申さるべく候」(出典:浮世草子・万の文反古(1696)一)
  4. 目方を量る。貫目を引く。
    1. [初出の実例]「寂莫として銀の匁(め)をひき給ふ」(出典:雑俳・桜の実(1767)三)

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