一日の長(読み)イチジツノチョウ

デジタル大辞泉 「一日の長」の意味・読み・例文・類語

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精選版 日本国語大辞典 「一日の長」の意味・読み・例文・類語

いちにち【一日】 の 長(ちょう)

  1. ( 「論語‐先進」の「以一日乎爾、毋吾以也」から出た語 ) 他人より少し年上であること。転じて、経験や知識、技能などが他の人より少しすぐれていること。いちじつのちょう。
    1. [初出の実例]「一日(イチニチ)の長あるが為めに〈略〉英語教師と立てられ」(出典:思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉四)

いちじつ【一日】 の 長(ちょう)

  1. いちにち(一日)の長
    1. [初出の実例]「僕の智識には岡田に比べて一日(イチジツ)の長があった」(出典:雁(1911‐13)〈森鴎外一九)

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ことわざを知る辞典 「一日の長」の解説

一日の長

他人より少し年上であること。転じて、経験や知識、技能などが他の人より少しすぐれていること。

[使用例] 貴方あなたでさえ、まだしも僕よりは、一にちの長があるわけか[里見弴大道無門|1926]

[解説] 「論語―先進」の「が一日もなんじより長じたるを以て、吾れを以てすることなかれ」(私が君たちより少し年上だからといって遠慮することはない)という孔子のことばによるもの。

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